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記事全文を読む→阿部巨人、長野の引退で動く…16年のキャリアが導く「再生の冬」
巨人・長野久義外野手が、16シーズンにわたるプロ野球人生に幕を下ろす決意を固めた。チームはクライマックスシリーズで2年連続の敗退。12日の試合後、「個人的にもチームとしても本当に悔しいシーズンだった」と語っていたが、その言葉の裏では、すでに阿部慎之助監督や球団関係者に「引退」の意向を伝えていたという。
長野と巨人の物語は、球界でも屈指の“恋愛ドラマ”だった。ドラフトでは「巨人に行きたい」と2度の指名拒否。3度目の正直で2010年、ようやく念願のジャイアンツ入りを果たした。ルーキーイヤーには新人王を受賞。黄金期の原巨人を坂本勇人らとともに牽引し、チームの象徴となった。
「彼は“球界No.1の人格者”と呼ばれました。広島に移籍したのも丸佳浩の人的補償という理不尽な形でしたが、移籍後も一切の恨み言を口にせず、黙々とプレーを続けた。広島の松田元オーナーが『最後は巨人で終わるべきだ』と無償トレードを申し出たのは、そんな長野の人柄ゆえです」(球団OB)
今季は代打中心の出場で打率1割台と苦しんだ。それでも、チームが低迷する中で自らの引退発表を控えたのは、「迷惑をかけたくない」という配慮からだったという。最後まで“らしさ”を貫いた長野の姿に、ベンチもファンも頭が下がる思いだった。
一方、チームは再び崩壊寸前だ。打線の主軸は流出の可能性を抱え、投手陣は阿部監督就任後も安定せず。そんな中、阿部監督がこの冬、改革の象徴に据えようとしているのが「長野コーチ構想」だという。
「選手としての実績より、チーム全体をまとめる力がある。若手の信頼も厚く、阿部さんの補佐には最適」(球団関係者)
阿部巨人、再建の冬。長野久義という男の去り際が、チームの“再生のはじまり”になるかもしれない。
(小田龍司)
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