スポーツ
Posted on 2025年10月14日 10:45

阿部巨人、長野の引退で動く…16年のキャリアが導く「再生の冬」

2025年10月14日 10:45

 巨人・長野久義外野手が、16シーズンにわたるプロ野球人生に幕を下ろす決意を固めた。チームはクライマックスシリーズで2年連続の敗退。12日の試合後、「個人的にもチームとしても本当に悔しいシーズンだった」と語っていたが、その言葉の裏では、すでに阿部慎之助監督や球団関係者に「引退」の意向を伝えていたという。

 長野と巨人の物語は、球界でも屈指の“恋愛ドラマ”だった。ドラフトでは「巨人に行きたい」と2度の指名拒否。3度目の正直で2010年、ようやく念願のジャイアンツ入りを果たした。ルーキーイヤーには新人王を受賞。黄金期の原巨人を坂本勇人らとともに牽引し、チームの象徴となった。

「彼は“球界No.1の人格者”と呼ばれました。広島に移籍したのも丸佳浩の人的補償という理不尽な形でしたが、移籍後も一切の恨み言を口にせず、黙々とプレーを続けた。広島の松田元オーナーが『最後は巨人で終わるべきだ』と無償トレードを申し出たのは、そんな長野の人柄ゆえです」(球団OB)

 今季は代打中心の出場で打率1割台と苦しんだ。それでも、チームが低迷する中で自らの引退発表を控えたのは、「迷惑をかけたくない」という配慮からだったという。最後まで“らしさ”を貫いた長野の姿に、ベンチもファンも頭が下がる思いだった。

 一方、チームは再び崩壊寸前だ。打線の主軸は流出の可能性を抱え、投手陣は阿部監督就任後も安定せず。そんな中、阿部監督がこの冬、改革の象徴に据えようとしているのが「長野コーチ構想」だという。

「選手としての実績より、チーム全体をまとめる力がある。若手の信頼も厚く、阿部さんの補佐には最適」(球団関係者)

 阿部巨人、再建の冬。長野久義という男の去り際が、チームの“再生のはじまり”になるかもしれない。

(小田龍司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月27日 21:00

    老舗プロレス団体「新日本プロレス」は5月27日、筆頭株主のブシロードが、株式をテレビ朝日とサイバーエージェントに譲渡すると発表した。6月30日に正式に譲渡される予定だ。ブシロードは新日本プロレスの株を7割保有しており、これらを2社に渡すこと...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月28日 14:00

    リーグ単独トップに躍り出る、村上宗隆の20号アーチが飛び出した5月27日(現地時間)、ツインズ戦はホワイトソックスが15-2で大勝した。ワンサイドゲームとなったからだろう。ホワイトソックスのもうひとりの日本人選手である西田陸浮が、二塁手で途...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/26発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク