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記事全文を読む→「阿部電撃辞任」で高橋由伸・原辰徳「再任組」の名前が出てくる「次の巨人監督リストアップ」難航事情
巨人は暴行逮捕の阿部慎之助前監督が5月26日に電撃辞任したことを受けて、橋上秀樹コーチの監督代行就任を決めた。シーズン終了まで指揮を執る。山口寿一オーナーは「私からお願いした」と説明している。
阿部前監督の復帰を願う声が多い中、山口オーナーは、次のように明言。
「逮捕された事実は消せない。数カ月休んで(阿部前監督が)戻れることはありえない」
次期監督については「全くの白紙」を強調したが、球団としてはリストアップするのも難しい状況だ。
巨人は今年が球団創設93年目。戦後の歴代監督を見ると「生え抜きのスター選手」「4番もしくはエース投手のキャリアがある」。就任条件としてこの2点にこだわってきた。2004年頃、当時の渡辺恒雄オーナーが本気で星野仙一監督の擁立に動いたことはあったが、生え抜き監督路線は守り抜かれている。
この伝統を守り続けるならば、高橋由伸氏は有力候補となろう。2015年に本人は現役続行を決めていたにもかかわらず、球団が半ば強引に引退させ、監督の座にスライドさせた。この時の巨人は賭博問題によるイメージダウンがあり、逮捕される現役選手が出ている。
9年間続いた第2次原政権の閉塞感が加わり、
「渡辺オーナーが強力に後押ししたのが高橋監督でした」(巨人OB)
巨人の歴代監督は、オーナーの鶴の一声で決まる。渡辺オーナーの懐刀だった現在の山口オーナーは、高橋監督の退任を受けて、2018年オフに第3次原政権の発足を決めたが、
「その原前監督は、契約を1年残して退任した。球団側が、巨人史上初となる同一監督で2年連続Bクラスの責任をとらせる形でした」(スポーツ紙デスク)
有力候補の高橋氏に加えて、
「監督を再びやる気は今もある」(前出・巨人OB)
という原前監督も当然、候補に挙がる。やる気という点でいけば、阿部前監督との方針のズレで退任した、桑田真澄前2軍監督も候補になっていい。ただ、現在は2軍オイシックス新潟のCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)の職にあり、チーム編成や強化、育成を担っている。
ヘッドコーチは次期監督の有力ポストだが…
ファン待望の松井秀喜氏はどうか。巨人は球団創設100周年となる2034年に東京ドームから、旧築地市場跡地に建設中の屋内全天候型多目的スタジアム(最大収容約5万人)への本拠地移転が有力視されている。この時に松井監督の誕生というシナリオがあるのは事実だ。
仮に松井巨人の誕生となれば上原浩治氏、高橋氏など、強かった頃の巨人OBがコーチングスタッフとして集結する「ドリームチーム構想」がある。
山口オーナーが「今シーズンは最後までお願いした」という橋上監督代行が、今季限りでのお役目御免となるのは確実。
「私がやっていた役職を、川相さんにちょっとお願いする形になりました」
橋上監督代行がそう説明する通り、三塁ベースコーチだった川相昌弘ディフェンスコーチがヘッド格として参謀役になった。
ちなみに巨人では、ヘッドコーチが次期監督の有力ポストでもある。いずれにせよ、交流戦初戦は文字通りの惨敗スタートとなり、これでリーグ戦から、今季最長の5連敗。「阿部ショック」の傷跡は大きかったのである。
(小田龍司)
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