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記事全文を読む→家賃狂騰を生き抜く!最新「おトク不動産」
東京23区のマンションの平均価格は1億円を超え、この3年で賃貸物件の平均賃料も年間10%近く上昇している。「住む家がない─」とお嘆きの住宅難民を救う「おトク不動産」を一気に紹介しよう。
個性的な物件を紹介する人気YouTubeチャンネル「ゆっくり不動産」が取り上げて大反響を呼んだのが、福岡県北九州市の門も司じ港エリアにある「DIY団地」だ。見た目は廃墟のようだが、家賃は破格の1万円(3年間限定)で、自由に改装できるという条件が評判を呼び、入居者が殺到した。同チャンネルの管理人に話を聞くと、
「この団地は終戦後しばらくして建てられた『49A型』という間取りのタイプで、築70年から80年。貴重な間取りをこのまま『歴史遺産』として残す選択肢もあったと思うのですが、オーナーは『築100年の団地を目指す』とおっしゃって、古きよきものを時代に合わせてアップデートしていくことを選択したのです」
使い方は自由で、実際、団地内にカフェをオープンさせた入居者もいる。
「築年数が古いと、耐震性などに不安を抱く方もいるかもしれませんが、建設当時は建築資材に事欠かず、とても良質なコンクリートで作られているため、建物自体の強度は何ら問題ないと思います」(管理人)
福岡県大牟田市にある元ラブホテルの客室を利用した物件も、1万円(26年3月末まで)という激安家賃で話題になった。この物件のオーナーで、空き家仲介サイト「空き家暮らし」を管理・運営する森田英介氏はこう話す。
「ラブホテルは20年ほど前に廃業したので、周囲から見ると、まるで廃墟のように見えたかもしれません。現在、賃貸に出しているのは客室として使われていた2階の6部屋で、そのうち3部屋はすでに入居していただいています」
こちらの物件もDIYで自分好みの空間を作れるのが魅力だ。
「材料費はこちらで負担しますし、工具も無料で貸し出しています」(森田氏)
こうしたサポートができるのも、森田氏が複数の空き家物件の再生事業に取り組んでいるからだろう。
数カ月前には、入居者の1人がこの「廃ラブホ」でオフ会を企画。屋上でバーベキューを楽しんだ。
「単に空室を埋めるのが目的ではありません。ここ大牟田は私が高校時代に通学していたエリアで、愛着があるんです。空き家や廃ビルが増えると景観の悪化だけでなく、地域の治安にも影響を及ぼしかねません。この物件はいわば『仲間集め』の場。多くの人がここで繋がり、新しいことに挑戦してほしいと思っています」(森田氏)
家賃狂騰時代を生き抜くには、DIYの知識や技術が必須かもしれない。
空き家を再生させる取り組みは他にもある。
長崎県では、不動産会社「明生興産」が22年から新たな事業をスタート。空き家を改修して賃貸住宅として供給し、入居者は10年住んだ時点で、そのまま住み続けるか、無償で土地と建物を譲り受けるか、どちらかを選択できる。この「10年住んだらタダ」という「贈与型賃貸住宅」は全国に広がりつつある。
「ある自治体では約600軒の空き家を把握しており、所有者にアンケートを行ったところ、約3割が『タダでもいいから処分したい』と回答したそうです」
こう話すのは元週刊誌記者で不動産会社「サンブンノニ合同会社」を経営する宇野津光緒氏。現在、さらにおトクなプランを計画中とのことで、
「所有者の方から空き家を自治体に寄付してもらえば仕入れ値は0円。これを自治体が200万円から250万円かけてリフォームし、『100カ月住んだらタダで譲渡』という触れ込みで賃貸に出す。リフォーム費用が200万円なら、家賃2万円の100回払いで自治体が回収するという流れ。この仕組みなら、入居者がローンを組まずにマイホームを手に入れることができます。空き家の所有者、入居者、そして自治体の『三方よし』のビジネスモデルだと確信しています」(宇野津氏)
都会の利便性と田舎の自然環境を併せ持つ「トカイナカ」でごく普通の中古物件を探すのもいいだろう。
「初めて購入される方は遠慮してしまうかもしれませんが、値引き交渉は必須。特に格安物件になると、何らかのリフォームが必要になってきます。この費用を理由に値引き交渉を行うのです。不動産会社がリフォーム業者を紹介してくるかもしれませんが、およそ30%の仲介マージンを取るので割高になってしまう。リフォーム業者は自分で探すのが鉄則です」(宇野津氏)
物件価格だけでなく、仲介手数料にも値引きの余地はある。
「昨年7月より、宅地建物取引業者の報酬規定が改定されました。例えば300万円の物件を購入した場合、改定前の仲介手数料を計算すると15万4000円。改定後はこれが33万円まで引き上げられたのです。これを『上限額』と知らずに支払う人は多いのではないでしょうか。実際、9割の不動産会社が高い手数料をぼったくっているのが現状です。『正直すぎる魂の不動産屋』を謳う当社は、買い主からはその半額、売り主からは会社名の由来である3分の2しかいただいていません」(宇野津氏)
最後に、「ゆっくり不動産」管理人が新たな選択肢を示してくれた。
「建築資材や人件費の高騰で、新築で家を建てれば最低でも2500万円はかかります。そこで紹介したいのが、海外製のプレハブ住宅やコンテナハウス。土地があれば、そこに運んで電気や水道をつなぐだけで生活できますからね。日本国内に設置する際には普通の住宅と同様、建築確認申請などの法的手続きが必要ですが、平屋の25平米、2LDKで660万円というプレハブ住宅もあります」
終の棲家を探すヒントにしてほしい。
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