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記事全文を読む→相撲協会「改革」待ったなし!遠藤引退⇒「年寄・北陣」襲名で起きた元幕内・天鎧鵬の「悲劇」とは
大相撲の人気力士で元小結の遠藤が、引退を決意した。日本大学相撲部出身で、卒業後の2013年春場所、幕下10枚目格付出でデビュー。同年の名古屋場所では十両に昇格し、14勝1敗で優勝すると、秋場所には早くも入幕。以降、小兵ながら技のキレるスタイルの取り口で三賞6回、金星7個獲得した。
膝の靱帯や半月板の故障で、今年の名古屋場所から2場所連続全休。11月の九州場所は幕下に陥落している。
現在35歳。ケガで幕下に落ちたこともあって、引退を決意せざるをえなかったのだろう。今後は年寄「北陣」を襲名し、追手風部屋の部屋付き親方として、後進の指導にあたる。
その一方で相撲ファンからは、元北陣親方(元幕内・天鎧鵬)が10月26日付けで相撲協会を退職したことを惜しむ声があふれている。
天鎧鵬は35歳だった2019年の春場所限りで現役引退。以降は所属していた尾上部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたっていたが、年寄名跡はコロコロ変わっている。
相撲部屋関係者が語る。
「いわゆる借り株親方で、当時は現役だった元大関・琴奨菊から秀ノ山を借りて襲名しました。琴奨菊が引退する少し前に、元益荒男が所有したいた音羽山に名跡を変更。その後は2023年1月に佐ノ山に、同年7月には北陣へと目まぐるしく名跡が変わりました。もともと年寄株を所有している側の都合なのですが…」
そして北陣を襲名する遠藤の引退に伴い、相撲協会を退職することとなったわけだが、まだ41歳という若い上、日本相撲協会公式YouTubeチャンネル「親方ちゃんねる」に出演するなど、相撲ファンの人気は高かった。
「これは年寄株が105しかないことによる悲劇ですね」
先の相撲部屋関係者はそう言うと、事情を説明し始めた。
「引退した力士は年寄株を取得しなければ、年寄として協会に残ることはできません。一方で、再雇用制度によって親方は70歳まで協会に残ることが可能となり、また医療の進歩によって昔のように若くして亡くなったり、健康問題で引退する者が減りました。つまり105しかない年寄株は『順番待ち』状態で、引退した力士がなかなか年寄株を確保しにくい事態になっているのです」
実績のある関取が引退後も協会に留まり働くためには、この閉鎖的な年寄株制度の改革が必要となる。
「年寄株の数を増やす、65歳で再雇用される親方は年寄株を返上して現役時代の四股名で活動してもらう、年寄株の個人所有を廃止して協会の一括管理にするなど、以前から年寄株の改革制度については様々な意見が出ています。なかなか改革は進まないのであれば、年寄株がなくても協会に残って後進指導ができるようにするなど、引退力士のセカンドキャリア支援を進める必要がありますね」(前出・相撲部屋関係者)
今回の件を機に、相撲協会が重い腰を上げるかどうか。
(石見剣)
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