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記事全文を読む→「密約」説も出た!DeNA「オースティン自由契約」で猛烈売り込みを開始した「レイズ退団の27歳パワーヒッター」
当初は巨人かと思ったが、DeNAが有力なのではないだろうか。とある新外国人のことである。11月13日、DeNAはオースティンとフォードの両外国人選手を自由契約にしたと発表した。
この一報と前後して飛び込んできたのが、メジャーリーグのタンパベイ・レイズで、今年8月にメジャーデビューしたばかりのボブ・セイモアの退団だった。メジャーリーグ選手の移籍情報をメインとする米野球専門メディア「トレード・ルーマーズ」は「セイモアはアジアでのプレーを希望し、球団もそれを了承した」と伝えている。
現地で取材する記者が言う。
「昇格が8月半ばだったので、シーズン終盤の約6週間だけの出場にとどまりました。打率は2割5厘で1本塁打。でもマイナーでは30本塁打でした」
191センチ113キロの、右投げ左打ち。わずか6週間、83打席で32個の三振を記録しているので「当たれば飛ぶ」のオールドタイプ長距離ヒッターで、一塁しか守れないそうだ。マイナーでもは一塁かDHでの出場がほとんどだった。シーズン終盤での昇格となった理由は、来季以降に向けて経験を積ませるためである。
つまり、球団もまだ27歳と若いセイモアに期待していたわけだが、本人が「アジアでのプレーを希望した」というのが気になる。
「アジアのプロ野球組織は日本、韓国、台湾。韓国は1年目の外国人選手には『年俸100万ドル(約1億4000万円)まで』という規定があります。セイモアは年俸76万ドル(約1億4000万円)だったので、韓国入りしたとしても金銭的には減収になりません。日本球界入りであれば、昇給の可能性はあります」(スポーツ紙デスク)
当初、長距離砲を探している巨人と話ができており、レイズ退団の運びとなったと予想された。しかし、期待されているレイズでのポジションを捨ててまで「アジアのプロ野球チームに行く」となれば、その理由は大型契約の年俸か、レギュラーを保証されたかのいずれかだろう。
「オースティン退団」となれば、一塁のポジションが確実に空くのはDeNAの方だ。「アジア」のどの国を指すのか、真相が判明するのはこれからだが、こんな指摘がある。
「日本や韓国で好成績を収め、再びメジャーリーグに帰還するケースが定着しています。レイズで期待されている若手野手は複数いますが、セイモア以外は俊足堅守のタイプ。守備難で巨漢のセイモアが、レイズ内で生き残るのは困難だと思われます。アジアで実績を残し、自己アピールしようと考えたのでは」(前出・現地記者)
特定の球団と「密約」が交わされていたのではなく、巨人、DeNA、中日などNPB球団の多くが大砲タイプを探している実情を知って、自らを高く売り込もうとしているのかもしれない。
メジャーリーグではゼネラルマネージャー会議が始まり、日本も補強の動きが本格化しつつある。
(飯山満/スポーツライター)
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