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記事全文を読む→青森沖の珍事で九州騒然!ツキノワグマが関門海峡を泳ぎ渡って「絶滅宣言の九州」に上陸する
本サイトは11月14日に〈「九州には『くまモン』しかいない」は本当か…ツキノワグマ絶滅宣言が出た九州で「目撃情報」海を泳いで渡り…〉と題する記事を公開した。環境省による2012年の絶滅宣言後も九州各地でツキノワグマの「目撃情報」が相次いでいること、隣りの山口県で頻出するツキノワグマが関門海峡を泳ぎ渡って福岡県に「上陸」する危険性など、九州地方でにわかに囁かれ始めた危機の実相を伝えた。
とりわけ新たな脅威として急浮上しているのが「関門海峡を泳ぎ渡るツキノワグマ」の存在である。なにしろ山口県と福岡県を隔てる関門海峡で、最も狭い海峡部分の距離は約650メートルしかない。この距離はツキノワグマなら泳ぎ切れるレベルと推測されていることから、ツキノワグマの生態に詳しい専門家はもとより、九州各地の自治体関係者の間で、九州上陸への懸念が駆け巡っているのだ。
しかし、である。これまでツキノワグマが海を泳ぐ姿はハッキリと確認されたことがなく、本当に海を泳ぐのかについては、生態学的な推論の域を超えるものではなかった。そんな中、奇しくも衝撃的な情報が飛び込んできた。青森県野辺地沖の陸奥湾で11月13日、海を泳いで渡るツキノワグマの姿が確認されたのである。
野辺地町などの発表によれば、同町漁協所属のホタテ漁業者が海上での作業から戻る途中の11月13日午前、あろうことか、陸奥湾沖を悠然と泳ぎ渡ろうとするツキノワグマを発見。町から連絡を受けた猟友会のハンターらが漁船に乗り込み、有害鳥獣駆除として、海上にいたツキノワグマを処分した。駆除されたクマは体長1.5メートルほどの、オスの成獣だった。
青森県における前代未聞の珍事を受け、絶滅宣言下の九州では早速、上を下への動揺が広がった。地元メディアの報道記者が明かす。
「テレビや新聞では詳しく報じられていませんが、九州県内の自治体関係者、とりわけ関門海峡に面した自治体関係者の間で、陸奥湾での一件は最大級の衝撃をもって受け止められています。ある自治体関係者は『海を泳ぐクマの存在が明らかになったことで、もはやクマ問題は他人事ではなくなった』と吐露していました」
それどころか、ツキノワグマの生態に詳しい専門家は「山口県で出没が相次ぐツキノワグマが福岡県に上陸を果たすのは時間の問題」と断言。まさに抜き差しならない様相を呈しているのだ。
以前の記事でも指摘したことだが、不断の監視と対策を怠らないことこそが、事前に後顧の憂いを取り除くための、最善最良の策になるということだ。
(石森巌/ジャーナリスト)
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