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記事全文を読む→千葉市長が語った「ZOZOマリン⇒新球場」ドーム化方針の「現実的なカネの話」
千葉市が幕張メッセ駐車場に建設を計画している新球場をめぐり、11月19日に公開されたYouTube番組「ReHacQ(リハック)」に出演した神谷俊一市長が語ったのは、
「改めて(ドーム化を)検討したい」
これは市がこれまで掲げてきた基本方針を、改めて確認する言葉である。
当初、市が発表した案は、整備費を約650億円に抑えた「屋外型」のスタジアムだった。海に近い立地を生かし、開放的な空間を想定した構想だ。しかし市長のもとに届いた意見は、その想定を大きく上回る形で、ドーム化の要望に集中していた。
「屋外型で発表したら『ドームにしてほしい』という声しか来なかったんです」
神谷市長は番組内でそう語り、屋根を求める声が圧倒的だったと、率直に説明した。その背景には近年の酷暑をはじめ、現在のZOZOマリンスタジアムでファンや選手が長年、感じてきた厳しい環境がある。
真夏の強烈な日差しや湿度に加え、マリン特有の海風が試合内容や観戦環境に影響する日は多い。さらには風雨によるコンディション変化、春先や秋の冷え込みなど、屋根の有無は快適さを大きく左右する。「次の球場はドームで」という声が多く寄せられたのも、無理はないのだ。
とはいえ、ドーム化には現実的な課題が横たわる。屋外型は約650億円で整備できるが、完全ドームの場合は200億円から300億円の上乗せ、開閉式ならさらに費用が膨らみ、総額1000億円規模に達する可能性があると、神谷市長は説明している。
「3年前なら650億円でドームができたが、建設費の高騰で難しくなっている」
物価上昇が大きく影響している現状を明かしたのだ。
さらに千葉市としては、イベント時の騒音への配慮が必要になる。サマーソニックでは「音漏れ」を楽しむ人が集まるほどで、周辺への影響は無視できない。屋根のある構造であれば、こうした課題に対応しやすくなる。
財源の確保は大きなテーマであり、市としては税金で負担するのは市民球場として必要な部分にとどめ、それ以外のスタジアム整備費は民間資金や球団側の投資を軸に進めたい考えだ。ネーミングライツについても神谷市長は、
「年10億円の企業があれば、20年で200億円になる」
と具体的な例を示している。こうした議論を進めながら、市としては来年春頃までに最終的な方向性を決めたい考えだ。
千葉の新しい球場がどんな姿になるのか。その輪郭が少しずつ見え始めている。
(ケン高田)
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