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記事全文を読む→【六代目山口組「ヒットマン裁判」最新レポート①】「井上組長宅襲撃」で懲役8年の判決
今年4月に司忍組長(写真)率いる六代目山口組が今年4月「抗争終結宣言」を警察当局に提出。敵対する組織の一つ・神戸山口組が沈黙を続けているため、2015年夏からの長きに渡った日本最大のヤクザ組織・山口組の分裂抗争は完全終結を見ていないが、そんな中、11月になって、2件の暴力抗争事件に関わったヒットマンを巡る裁判が相次いで開かれたのだ。
一つ目の裁判は、今年1月19日に、神戸山口組・井上邦雄組長の神戸市内の自宅に、回転式拳銃1丁と実包20発を所持して侵入し、ガソリンをまいて車両2台に放火した六代目山口組直系組織の鈴木正二元幹部の裁判である。銃刀法違反や建造物以外放火など3件の罪に問われ、11月14日に神戸地裁で判決公判が開かれた。
これまでの公判で鈴木元幹部は、井上組長に対する明確な殺意を持って行動に移したことを自白。しかし、所持する回転式拳銃と銃弾が古く、現場で試射しようとしたものの、すべて不発に終わったと証言していた。
「弁護側は、拳銃と銃弾が実質的に殺傷能力を有していなかったことから、銃刀法違反では無罪を主張。一方の検察側は押収した拳銃と弾丸を発射実験にかけ、少なくとも2発は発射可能な状態にあった、という鑑定結果を提出。懲役10年を求刑していました」(地方紙記者)
この日、鈴木元幹部に下されたのは、懲役8年(未決勾留210日)の判決だった。求刑よりも短縮された形だが、裁判長は検察の主張を認め、大要、次のように語った。
「拳銃1丁を携行し、いつでも発射可能であった。結果的には拳銃の不具合で1発も発射されることはなかったが、数回の下見をするなど凶暴で計画的な犯行だ。ただ、失敗したことで(人生を)やり直すチャンスがある。社会に戻ったら、穏やかな生活を迎えられるよう願っている」
鈴木元幹部が率直に事実関係を認め、放火に関しても延焼等がなかったが故の判決とも取ることができるだろう。しかし証言台に座って判決を聞き入る鈴木元幹部は、特に反応を見せず、まっすぐ前を見据え、その心中を推し量ることはできなかった。
さらにこの5日後の11月19日、今度は宮崎地裁で、昨年9月に六代目山口組系組織の「もう1人のヒットマン」が、池田組傘下組員を射殺した事件の初公判が開かれたのだ―。
=【六代目山口組「ヒットマン裁判」最新レポート②】に続く=
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