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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈モルニケが桜花賞へ名乗り〉
恒例の東西金杯で始まった新春競馬は早くも2週目。中山のメインは桜花賞を見据えた明け3歳馬による一戦、フェアリーSだ。
桜の前哨戦としては、このあとのトライアルレースに比べて重要度は薄いが、それでもここで勝ち負けしてクラシック戦線に躍り出ていく馬は少なくない。今後を占う意味でも、大事な重賞と言っていいだろう。
まずは過去のデータを見てみよう。
02年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間、その馬単での万馬券は12回(馬連は6回)。この間、1番人気馬は4勝(2着3回)、2番人気馬は2勝(2着3回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は1度もない。
こうしてみると、トリッキーな中山マイルが舞台であるのに加えて、まだキャリアの浅い成長段階にある若い牝馬同士の競馬。波乱の目は十分あることがわかる。昨年は2番人気のエリカエクスプレスが2着馬に3馬身の差をつけての完勝劇だったが、はたして‥‥。
今年の顔ぶれを見ると、賞金額から出走権を得ているのは、サンアントワーヌ、地方から移籍してきたビッグカレンルーフ、函館2歳S2着のブラックチャリスぐらい。あとは1勝クラスの馬ばかりだ。
その1勝クラスの馬ではこうやまき賞2着のアーリーハーベスト、新馬戦の勝ちっぷりがよかったエゴンウレア、札幌2歳Sの3着馬スマートプリエール、京王杯2歳S3着のトワニ、未勝利戦を勝ち上がった内容がよかったフォルナックス(母は米GⅠ馬)など、顔ぶれはなかなかで目移りしてしまう。
中山のマイル戦は多頭数になるほど外枠が不利になるため、枠順が決まるまでは強く推しきれないが、真ん中より内めの好枠に入ると見込んで期待を寄せたいのは、モルニケだ。
デビュー3戦目の前走で未勝利を脱出したばかり。時計も取り立てるほどのものではなかった。それでも勝ちっぷりはなかなか。終始中団につけて、最後の直線では最速の上がり脚を駆使。抜け出したあとは余裕さえ感じられた。これからまだまだ伸の していきそうな好内容を思うと、桜花賞戦線へ名乗りを挙げそうな雰囲気も十分ある。
前走後は短期放牧でリフレッシュされ、ここを目標にしっかりと調整されてきた。中間の稽古でも、追われるたびに素軽さが増してきており、調整が難しいとされるこの冬場でも体が締まっており、出走態勢はほぼ万全と思えるほどだ。
金成調教師も「この中間は、また一段と良化してきた。ひ弱さや幼さが消えてたくましくもなっている。これからが楽しみ」と、目を細めるほどで、体調がいいとなれば期待していいのではないか。
母系は欧州の一流血脈。ジェベルムーサ(エルムS)、カテドラル(京成杯AH)が兄で、アドマイヤカイザー(エプソムC)などの活躍馬が近親にいる血筋。道悪になっても不安はなさそうで、好枠に入ることを条件に大きく狙ってみたい。
一方、京都のシンザン記念は、アルトラムスをイチオシしたい。デビュー戦を勝ち上がったばかりで、まだ海のものとも山のものとも─と思えなくもないが、レース内容のよさは光っていた。17頭立ての中団でレースを進め、最後は強烈な末脚を披露し、2着馬に3馬身つけての勝利だった。
血統的にもノビシロは十分。今後の成長株でもあり、素質のよさがモノをいいそうだ。
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