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Posted on 2026年01月13日 08:00

メジャーリーグ「FA契約に期限を」で日本人移籍希望選手に多大な影響が及ぶ「順番問題」菅野智之や則本昂大も…

2026年01月13日 08:00

 メジャーリーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーによる「FA契約に期限を設ける構想」が実現すれば来季以降、日本人選手のメジャーリーグ移籍に追い風が吹く可能性が高くなる。
 今オフの移籍市場における目玉のひとり、アレックス・ブレグマンがようやく、鈴木誠也や今永昇太が所属するカブスと5年総額1億7500万ドル(約271億円)の大型契約を結んだ。だが市場にはこの時期になっても、カブスからFAとなっているカイル・タッカーやブルージェイズからFAのボー・ビシェットなど、大型契約を狙う大物選手が残っている。

 メジャーリーグを取材するスポーツライターが、現状を説明する。
「今季は3月のWBCもあり、例年より始動が早くなる選手が多い。そんな状況を踏まえて、各球団は一日でも早く補強を完了したいところでしょうが、市場の動きが鈍い。大物から補強したいですからね。となれば、獲得リストの下位にいる選手への獲得交渉は当然、後回しになる。オリオールズからFAになっている菅野智之や、楽天からFAの則本昂大の次の所属先がなかなか決まらないのは、それが原因のひとつです」

 菅野や則本だけではない。今季、海外移籍をFAやポスティングで望んでいた選手たちの低調ぶりにも影響を及ぼしている。前出のスポーツライターは、
「大物選手の移籍が優先されれば、ポスティング移籍の期限が決まっている日本人選手の契約問題がなかなか進展しないのは当然でしょう。岡本和真にしても村上宗隆、今井達也にしても、期限ギリギリだったのはそれが理由のひとつであることは間違いない。期間がまだあれば、もうちょっと違ったチームや大型契約になった可能性はあるでしょうね。仮にメジャー選手のFA契約に期限が設けられれば、それだけFA市場が早く動き、日本人選手の契約交渉の進行が早くなります」

 日本球界にとってもメリットがあると、スポーツ紙遊軍記者は言う。
「西武の高橋光成はポスティングでメジャー移籍を目指しましたが、結局は西武に残留することになった。西武としてはよかったでしょうが、これが海外FAで粘られたら補強にかかわり、チーム作りに影響が出てくるでしょうね。早く白黒つけてほしいのが本音です」
 スポーツ放送関係者もこう口にする。
「早くチームを固めたい球団は、早めにポスティングを申請するかもしれません。となればさらに時期が前倒しになり、移籍希望の選手には大きなハンディになりかねない」

 メジャーの場合、大物FA選手の契約がキャンプイン後や、場合によっては開幕直前になるケースも珍しくない。FA契約に期限ができることで恩恵を受ける日本球団や選手は多いだろう。今のところ、このコミッショナーのプランに、メジャーリーグ選手会は猛反発。ストも辞さいない態度ですんなり決まりそうにはないが、日本には今後、影響を及ぼしかねない発言なのである。

(阿部勝彦)

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