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記事全文を読む→則本昂大「巨人移籍の人的補償で楽天へ」田中千晴に聞こえてきた「下積み時代が長い」の声
巨人にFA移籍した則本昂大の人的補償として、楽天イーグルスが選んだのは田中千晴だった。田中は昨年の1軍登板はナシ。ファームでは主にリリーフとしてマウンドに上がり、1勝1敗2セーブ、防御率1.51と「まずまずの成績」を残していた。
巨人の投手陣にははビッグネームが多いせいか、「チャンスが回ってこなかった」という印象だ。しかし今回の楽天移籍は田中にとって、本当に大きな転機になるのではないだろうか。
田中には「楽天とのお付き合い」が、すでにあった。
「國學院大學時代の同級生が楽天にいます」(イースタン・リーグ関係者)
2024年のドラフト会議で4位指名され、日鉄ステンレスを経てプロ入りした投手、江原雅裕だ。ドラフト指名当時はお笑いタレントのエハラマサヒロと同姓同名なので、芸能ニュース欄でも扱われた。
「今オフ、田中と江原は一緒に自主トレをやっています。田中は投球の幅を増やすため、カットボールを江原に教わったと聞いています」(楽天球団関係者)
田中と江原には通じるものがある。田中は2022年にドラフト3位指名された当時は「即戦力」として紹介されていた。しかし大学時代を知る東都リーグの指導者によれば、「大学1勝」は4年生の秋季リーグ戦でのこと。ケガや体力不足で遠回りをしてしまったそうだ。
「スポーツ推薦での進学組ではありません。指定校推薦の筆記試験で入試を突破した努力家です。好選手が多い大学なのでチャンスは少なかったようですが、夏場の練習では体力強化を目指して、2時間以上の投げ込みをしていました」
「チャンス到来を信じて」の意味では、江原も同じだ。江原は社会人2年目にJR西日本の強化選手として都市対抗に出場し、9月の日本選手権では150キロ台後半の直球と多彩な変化球で大活躍。「こんな凄い投手がいたのか」と思ったが、高校と大学の7年間で、三度も右肘を手術していた。おそらく全力投球できないまま、学生生活が終わってしまったのではなかろうか。
「大学時代の江原も、くじけずにコツコツと練習をしていました」(前出・東都リーグ指導者)
田中、江原ともに「下積み時代」が長い。エハラマサヒロ以外の芸人も、この2人を応援しているはずだ。
(飯山満/スポーツライター)
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