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記事全文を読む→また逮捕!「地面師事件」が大阪で多発する理由「格好のターゲット」になる「うめきた」再開発とミナミのインバウンド需要「海外投資家」案件
Netflixのドラマ「地面師たち」の大ヒットで全国的な認知度が高まった「地面師」なる不動産詐欺師。ことに大阪で暗躍するケースが目立つが、いったいなぜなのか。
直近では、司法書士の松本稜平容疑者と会社員の小鹿瑞樹容疑者が詐欺未遂容疑で2月4日に再逮捕された。大阪市北区にある不動産の所有者(80代男性)になりすまし、大阪市内の不動産会社から売却代金4億1500万円を騙し取ろうとした疑いが持たれている。
2人はいわゆる地面師グループの一員とみられ、すでに今年1月、本来の所有者から小鹿容疑者の会社に所有権が移ったとする嘘の登記申請を行うなどした罪で、逮捕・起訴されていた。
捜査関係者によれば、松本容疑者が司法書士として、大阪市内や東京都新宿区など少なくとも8件の土地や建物の所有者を変更する、不正な登記手続きをしていたとみられている。さらに何者かに不動産の登記変更をするよう、秘匿性の高い通信アプリで依頼を受けていたことも判明しており、警察は地面師グループの指示役がいるとみて捜査を進めている。
大阪では昨年6月、大阪ミナミで不動産取引を装って現金計約14億5000万円を騙し取ったとして、詐欺容疑などで福田裕被告(1審懲役10年、控訴)らが逮捕された。今回逮捕されたのは、この地面師グループとは別のグループとみられる。
不動産ジャーナリストが解説する。
「今回の事件が起きた北区中津は、再開発が進む『うめきた』エリアからほど近く、多くの不動産事業者が狙っているエリアです。大阪は東京よりも地価が低く、購入を急ぐ不動産業者に、地面師がつけ込むスキが生じやすい。昨年のミナミの事件に関しては、ミナミはインバウンド需要が多く、日本の土地売買に不慣れな海外投資家が狙われた。被害にあった買い手側は中国系でした。大阪は『うめきた』のほか、昨年の万博に続いてIRなど再開発が多く、地価上昇の余地がある。地面師にとっては格好のターゲットというわけです」
今後も大阪で地面師事件が起きるかもしれない。
(鈴木十朗)
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