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記事全文を読む→三又又三の「社長、前借りいいですか?」〈武田鉄矢さんに学ぶ②〉
元気ですか〜 !(猪木風)。還暦ブレイクを本気で狙っている三又又三(58)です。
前回に引き続き、武田鉄矢さんの話をしたいと思います。
全国で行われる鉄矢さんの講演会に司会として同行させていただいて、僕はいろんなことを学びました。
よく憶えているのがお客さんとのやりとり。講演会では質疑応答のコーナーがあって、お客さんから質問を募って、鉄矢さんがそれに答えていく。
ある講演会のこと。最前列に座っていた100歳くらいのお婆さんがこう言うんです。
「高倉健さんってどんな人でしたか?」
鉄矢さんは俳優デビュー作の「幸福の黄色いハンカチ」(1977年公開)で高倉健さんと共演していますからね。リクエスト通り、健さんとの感動的なエピソードを披露したんです。ところが‥‥。このお婆さんがまた手を挙げて、
「高倉健さんってどんな人でしたか?」
と、同じ質問を繰り返したんです。
もしも僕だったら「お婆ちゃん! その質問2回目ですよ」とツッコミを入れてしまいそうですが、鉄矢さんは違う。流れを止めないで泳がせるんです。
1回目と同じテンションで、健さんにまつわる別の撮影秘話を語ると、このお婆さんから再び質問が。
「高倉健さんってどんな人でしたか?」
3回目のラリーでも、鉄矢さんは、さらに深くて面白い健さんのエピソードを話したんです。どんなハプニングが起きても、温かく笑いに変える鉄矢さんに影響を受けて、僕も浅草の「東洋館」のステージでお客さんをイジったことがあるんです。
ある日、舞台に立ってふと客席を見渡すと、爆睡しているお客さんがいたんです。以前なら、そのままやり過ごしていたでしょう。でも、その時の僕は漫談を終えて、他のお客さんに小声でこう提案したんです。
「客席で1人寝ている方がいらっしゃるので、みんなで起こしましょう。これから僕が『3年B組〜』と言うので、『金八先生!』の大声援をお願いします」
僕の呼びかけに、お客さんが大きな声で「金八先生〜!」と応えくれて、寝ていたお客さんがハッと目を覚ました。僕が「起きましたね」と言って舞台袖へ下がると、客席がドッと沸いて温かい空気になったんです。起こされたお客さんは入場料の3000円を無駄にしなくて済むし、他のお客さんも舞台に集中できる。みんなハッピーじゃないですか。もしも鉄矢さんと全国を旅していなければ、絶対に思いつかなかったでしょうね。
話は少しそれますけど、実は僕、博多にある鉄矢さんのご実家に行ったことがあるんです。もう20年以上前、金八芸が世間に認知され始めた頃に「武田鉄矢のルーツをたどる」というロケ企画で、お邪魔した時のこと。お母様に話をたくさんお聞きすることができて、「じゃあそろそろ」と撤収しようとしたら‥‥。
「今日は泊まっていきなさい。鉄矢が使っていた部屋も空いているから」
お母様がこう言うんです。有難いお話ですが、翌日は東京で仕事があって、どうしてもその日のうちに飛行機で戻らなくてはいけない。
「明日は仕事で‥‥」
丁重にお断りしてもお母様は「泊まっていきなさいよ」と言って聞かない。「本当に仕事なんです」と固辞していると、お母様は急に真顔になって、
「安心して♡ 部屋は別だから♡」
鉄矢さんはこの話をずいぶん気に入ってくれて、ご自身のコンサートで「うちのおふくろが三又にこんなこと言ったらしいんだ」って、ネタにしては笑いを取っているとか。僕の体験が鉄矢さんを通して語り継がれていく。芸人冥利に尽きるとは、まさにこのことです。
三又又三(みまた・またぞう)株式会社TAP所属のお笑い芸人。「踊る! さんま御殿!!」(日テレ系)、「志村けんのバカ殿様」(フジ系)等数々のバラエティーに出演。2023年より不動産会社に勤務し、芸人との二刀流で活動。今夏より漫才協会に入会。
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