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Posted on 2026年03月02日 12:00

ホームで屈辱の大逆転負け!浦和レッズ「スコルジャ監督に学習能力なし」負の三拍子が揃っても解任しない理由

2026年03月02日 12:00

 浦和レッドダイヤモンズはいったい、どこに向かっているのだろうか。
 J1百年構想リーグ第4節。浦和×鹿島アントラーズ戦は、浦和にとって今季初のホームゲームということもあり、埼玉スタジアム2002に5万人以上の観客を集めた。

 試合はサポーターの後押しもあり、浦和が積極に仕掛け、前半を2-1で折り返す。ところが、前半に0-2からPKで1点を返していたた鹿島は後半から盛り返し、得意のコーナーキックから2点を奪って大逆転勝ちを収めた。
 選手の質には、それほど大きな差がない。ではなぜ浦和は、ホームで屈辱的な逆転負けを喫したのか。それは目指しているサッカーがハッキリしている鹿島と、ぼんやりとしてハッキリしていない浦和の差。戦術の差、采配の差、つまりチーム力の差である。

 鹿島の鬼木達監督は後半23分、エウベルに代えて大卒ルーキーの林晴己を投入すると、左サイドが活性化する。さらに後半33分には荒木遼太郎と樋口雄太に代え、チャヴリッチと知念慶を投入。知念はデュエル王(1対1のボールの奪い合い)らしく、浦和の攻撃の芽を摘んでいく。
 そして後半43分、三竿健斗、レオセアラに代えて柴崎岳、田川亨介を投入。すると田川の積極的なプレスから、コーナーキックを得た。これを柴崎が蹴り、チャヴリッチが決勝ゴールを決める。途中出場した選手が全員、期待に応えている。鬼木監督の采配が当たったというのもあるが、選手もゲームの流れを読み、何をしなければいけないかを理解していた。

 一方の浦和のマチェイ・スコルジャ監督は、後半18分に先制点を決めたコンビ肥田野蓮治、金子拓郎に代えてイサーク・キーセ・テリンと二田理央をピッチに送り出したが、全く機能しなかった。後半27分には加入後まだ1週間のオナイウ阿道を投入したが、試合の流れを変えろというのは酷だ。逆転されてアディショナルタイムに中島翔哉を入れたものの、焼け石に水だった。
 選手交代で試合の流れを戻そうとしたが、逆にブレーキになっている。選手の使い方をいまだにわかっていないというか、相変わらずの采配だった。2点リードしても勝ち切れない、守り切れない、選手交代にも策がないと、負の三拍子が揃っている。

 浦和サポーターなら記憶していると思うが、昨季の第27節、アウェーの柏レイソル戦。前半を2-0とリードしながら後半に4失点し、大逆転負けを喫した、あの暑い8月の試合である。あれから半年経って、同じような試合をしている。学習能力がないというか、とても優勝を目指せるチームではない。

 浦和×鹿島を「伝統の一戦」と表現する人がいる。本当に「伝統の一戦」というのであれば、ホームで屈辱的な逆転負けはありえない。海外の名門クラブなら、試合後か翌日に監督が解任されてもおかしくはないだろう。しかし、浦和が監督を代えるとは思えない。なぜなら、J1百年構想には降格がないからだ。スコルジャ監督の契約は今年の夏まで。ここで解任して違約金を払うなら、百年構想リーグをスコルジャに任せ、今から監督を探した方がいいということだろう。
 ただ、監督を代えただけで鹿島との差が縮まるとはとても思えないが…。

(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。

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