政治
Posted on 2026年04月10日 07:15

アメリカ×イラン「停戦合意」交渉の裏でホルムズ海峡「中国支配」が着々と進行!高市政権を揺さぶる「原油輸送で嫌がらせ」

2026年04月10日 07:15

 アメリカとイランが停戦合意をした裏に、中国の関与が見え隠れしている。トランプ大統領は4月7日に「中国がイランに停戦合意を働きかけたと聞いている」と発言。米「ニューヨーク・タイムズ」はイラン政府関係者の話として「停戦合意の最後の一押しは、中国からのものだった」と紹介している。

 イランと友好関係にある中国の狙いは、ホルムズ海峡の管理に関与することだ。アメリカでもなくイランでもなく、「中立」な立場でホルムズ海峡の安全な通行を、中国が保証する。トランプ大統領にとって悪いプランではないが、高市政権にとっては大失態となる。

 イランと中国の関係は深い。防空システムなどは中国製だが、今回アメリカに全て破壊され、その能力の低さを露呈した。日本の嫌中勢力は、
「中国の兵器はたいしたことはない。中東に関与しているといわれていたが、これで終わりだ。原油の確保もままならなくなるだろう」
 と怪気炎を上げるが、中国はしたたかだ。

 核関連施設が破壊され、イランが核武装することはなくなった。ここで戦争をやめ、産油国としての能力は担保する。そして復興支援をすれば、「脅威なき産油国」として、中国にはかなりおいしい国になる。
 中国はイラン周辺の中東諸国との関係も深いため、今回の戦争で一時的に悪化した関係を修復できる。

 アメリカとイランの停戦合意は、パキスタンの仲介で交渉していくことになるが、中国とロシアの間では、アメリカとイランの交渉を最終的には国連安保理決議にすることが検討されているという。アメリカがイランを攻撃しないことを、中露も保証しようというのだ。

トランプの「中国と手を結ぶよ」というサイン

 この案にはイランも乗り気だという。その場合、ホルムズ海峡の自由で安全な航行が絶対条件となるが、さる外交筋はこう話すのだ。
「イスラエルと関係が深いロシアと中国がバックアップします。ウクライナ戦争があるため、ロシアは表には立てないので、中国が軍事力と経済力を使い、イランを抑えるというのです。トランプ大統領は早期解決のために、中国とディールする可能性が高いでしょう」

 トランプ大統領は4月6日の記者会見で、ホルムズ海峡の安全航行において「日本は助けてくれなかった」と突然、名指しした。自民党関係者は、
「あれは中国と手を結ぶよ、というサインだったのでは」
 と指摘するのだ。

 5月に米中首脳会談が予定されているが、停戦合意がうまくいけば「ホルムズ海峡の中国支配」が合意となる可能性は高い。
 困るのは高市政権だ。日本を困らせるような嫌がらせをしてくるのは確実で、原油輸送を利用して、政権を揺さぶってくるだろう。

(健田ミナミ)

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