秋風が心地よく吹き抜け、家飲みが一段と楽しくなる10月。仕事終わりの晩酌や週末のリラックスタイムに「いつもとはひと味違う、極上の酒の肴を楽しみたい」と思ったらどうするか。もちろん酒場へ繰り出すのも悪くないが、自宅のキッチンで手軽にプロ顔負け...
記事全文を読む→カメムシ「過去最多レベルの大量発生」果樹園だけではない「一般家庭に侵入⇒甚大被害」で撃退・駆除スプレーの大ヒットぶり
カメムシは3月から5月にかけて活動を始め、5月から8月が産卵期となる。住宅への大量侵入が目立つのは秋だが、春から初夏は繁殖のため活動が活発になる時期で、姿が見えにくい分だけ対策が遅れやすい。そして今年はこの時期に、国が動いくことに。
農林水産省は既に今年3月末、果樹カメムシ類の越冬数が平年より多いと複数の県が報告しているとして、全国に注意喚起の通知を出している。
広島県では越冬量が捕獲地点率・平均虫数ともに過去10年の平年値の2倍超に達しており、2026年度は果樹園への飛来が平年より多くなると予想されている。農水省が春先に直接動く年は、秋の本番に向けて早めに手を打っておく意味がある。
被害の主役はチャバネアオカメムシ、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシの3種。山林での餌が不足すると果樹園や住宅地に飛来し、なし・もも・かき・かんきつの果実を吸汁して落果や奇形果を引き起こす。
農家にとっては死活問題だが、一般家庭も無縁ではない。洗濯物への付着、窓の隙間からの室内侵入、触れた瞬間に広がる悪臭。発生量は気温、スギヒノキの球果量、天候という3要因で年ごとに大きく変動するため、断言はできないが、今年は条件が揃いつつある。
そこで今、爆発的に売れているのが、アース製薬の「ゼロノナイト」シリーズだ。Amazonでは屋内昆虫・害虫駆除スプレーカテゴリーでベストセラー1位を獲得、過去1カ月で4000点以上が購入されている。2022年の発売から、ヒット商品として好調な実績で推移してきたが、カメムシのシーズンを前に再び需要が高まっている。
なぜここまで売れるのか。その理由は有効成分「ブロフラニリド」の仕組みにある。この成分は昆虫の神経細胞にあるGABA受容体に作用し、神経伝達を阻害することで殺虫効果を発揮する。
哺乳類のGABA受容体は昆虫とは構造が異なるため、人体や犬・猫への毒性が低く抑えられる一方、節足動物が触れると2~3日をかけて致死的な効果が出る殺虫剤だ。
隠れた個体や孵化前の卵にも一気に作用
光や熱に強く、日光が当たらない環境なら約1年も残留するため、駆除した後も、侵入してきた害虫をバリアのように仕留め続ける。従来のピレスロイド系が効きにくい害虫にも効果があり、卵から孵化した幼虫にも作用するのが強みだ。カメムシには「イヤな虫用ジェット」タイプが対応している。
活用法として押さえておきたいのは、製品の使い分けだ。今の時期に燻煙剤タイプを一度焚いておけば、隠れたカメムシや孵化前の卵も含めて一気に対処でき、その後の残留効果で秋の侵入を抑えられる。スポットタイプは隙間や侵入経路に直接使うことで、持続的なバリアとして機能する。
ただし、注意点がある。観賞魚、観賞エビ、昆虫の飼育カゴがある部屋では使用できない。節足動物への毒性が高い成分の性質もあり、水生生物や昆虫を飼育している環境には向かないのだ。
爬虫類など殺虫剤全般に敏感なエキゾチックペットを飼っている場合も、燻煙剤の使用は慎重に判断し、スポットタイプを生き物のいる場所から離れた箇所に使うのが現実的だ。犬、猫、ハムスターなどは使用中に室外に出し、換気後に戻せばよい。
過去最多レベルになるかもしれないカメムシの大量発生が見込まれる今年、これを試さない手はない。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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