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記事全文を読む→漫画家・弘兼憲史の男子厨房に入るべし!〈オムライス〉意外と調理難易度は高いが確実においしい作り方が…
子供から大人まで人気の「オムライス」は私も大好物です。ケチャップ味のチキンライスをふんわりと焼き上げた卵で優しく包み込んだ料理は、どこか懐かしさを感じさせます。
主にオムライスは卵をしっかり焼いた「クラシック系」と、ふんわりとした半熟卵に仕上げた「ふわとろ系」の2種類に分類されます。卵かけご飯が大好きな僕は断然「ふわとろ系」推しです。
僕が初めてオムライスと出会ったのは小学生時代です。当時、山口県岩国市にはシャレた洋食屋さんはありませんでした。洋食を楽しむとなると両親と行く広島のデパート最上階のレストランでした。そこで初めて注文したのが「お子様ランチ」です。
ワンプレートにオムライスやハンバーグ、スパゲティやプリンなどが載っていたように記憶しています。もちろん、オムライスには日本の国旗が立てられていました。その国旗を取り、卵をめくると、チキンライスはグリーンピース入り。卵の黄色、チキンライスの赤、グリーンピースの緑の3色が色鮮やかでした。
オムライスは、自分で作ると、チキンライスを卵でうまく包めず破れてしまうなど、意外に難易度が高い料理でありますが、今回簡単に作れる「ヒロカネ流のオムライス」を教えましょう。
まず、ボウルに卵を2個入れ、塩、胡椒を加え混ぜます。フライパンに油を引き、フライパン全体に卵液が均一に広がるように流し入れます。火が通ったら薄焼き卵の完成です。次に、冷凍のチキンライスをレンジでチンします。チキンライスを一から作ると面倒ですが、これならば時短にもなり味も保証されていますので超便利! 最後は、フライパンで焼き上げた薄焼き卵をチキンライスにかぶせて、上からケチャップをたっぷりかけて完成です。
卵の巻き方のポイントは布団にシーツを敷く時のように、薄焼き卵の端はチキンライスを巻き込むように下に入れてください。手の込んだ難しい作り方もありますが、僕はいつもこのやり方です。これだと絶対に失敗しませんし、確実においしいオムライスができあがります。
最後にオムライスのオススメのお店を紹介しましょう。本店が麻布十番にある「グリル満天星」の「オムレツライス ドゥミグラス」です。一般的なオムライスはケチャップ味のチキンライスを思い浮かべますが、こちらはきのこや野菜をふんだんに使ったピラフ仕立て。しかも一晩寝かせて旨みを引き出しているという手の込みようです。卵も小エビやホタテが加えられていて、ふわとろの食感の中に海の風味が広がります。
仕上げはケチャップではなく、コクのあるデミグラスソース。王道とは一線を画す“異色のオムライス”ですが、その分、一度食べると忘れられない魅力があり、一時期はこれを食べるためだけに麻布十番本店まで車を飛ばして何度も通ったものです。本店以外にも新宿や日本橋、羽田などに店舗があり、オムライスの他にもハヤシライス、ハンバーグ、グラタンなど、おいしいメニューがたくさんありますので、ぜひ一度食べてみてください。
弘兼憲史(ひろかね・けんし)1947年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。松下電器産業(現パナソニック)に勤務後、74年漫画家デビュー。以来『課長 島耕作』『黄昏流星群』などヒット作を次々生み出している。07年には紫綬褒章を受章。
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