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記事全文を読む→漫画家・弘兼憲史の男子厨房に入るべし!〈タケノコ料理〉春の旬「若竹煮」には木の芽パラパラが必須
桜も開花して、東京はすっかり春らしい陽気になりましたね。スーパーに並んだ食材も春キャベツ、タケノコ、新タマネギなど、春を感じさせる食材が増えてきました。
実は我が家の庭には竹が植えてあり、4月になると庭のあちこちからタケノコが顔を出します。週にだいたい10本ぐらい、1カ月の間に50本以上は獲れるでしょうか。特に雨が降った翌日は一斉に顔を出し、まさに「雨後のタケノコ」とはよく言ったものです。
収穫にもひと苦労します。すぐに庭が竹だらけになってしまいますから、間引きの意味でも獲らざるを得ないのです。
もちろん収穫したタケノコは料理をしていただきます。実は、タケノコを家庭で調理するのはなかなか手間のかかる作業です。タケノコを米ぬかと一緒に煮て灰あ汁くを取らなければいけないのですが、まず普通の家庭にはタケノコを丸々一本茹でるだけの大きい寸胴鍋があるところは少ない。
幸い、我が家のタケノコはそこまで大きくないので、大きめの鍋を使えば大丈夫ですが、料理初心者の方は、すでに火が通った「タケノコの水煮」などを使うのがいいと思います。
ここで「弘兼流・タケノコレシピ」をいくつか紹介しましょう。
まずは炊き込みご飯。材料は、タケノコ、油揚げ、醬油、酒、米。
まず、タケノコと油揚げを食べやすい大きさにスライスします。炊飯器に3合のお米を入れたら、醬油とお酒をそれぞれ大さじ3ずつ入れる。普通にご飯を炊く時と同じように、お釜の3合の目盛りまで水を入れ、軽くかきまぜます。その上に、タケノコと油揚げを好みの量だけ乗せて、炊飯スイッチを押すだけ。
最近の炊飯器はメニューからたいてい「炊き込みご飯」が選べるようになっていますから、それで炊くようにしてください。通常より炊飯時間が10〜20分ほど長く、弱めの火力でじっくりと炊くように設定されていますから、味が染み込みやすくなります。
僕が作る炊き込みご飯は、ほぼこの調味料の割合です。米が2合なら醬油とお酒は各大さじ2ずつ、米1合なら各大さじ1ずつですから、これさえ覚えておけば、たいていの炊き込みご飯に応用できるはずです。
次は「若竹煮」。材料は、タケノコ、ワカメ、木の芽、顆粒ダシ、醬油、みりん。まず、300mlの水に顆粒ダシを入れてダシ汁を作ります。そこに醬油、みりんを各大さじ2ずつ入れる。次に、半月切りにしたタケノコをやわらかくなるまで煮てから、ワカメを入れて2〜3分ほどさらに煮ます。器に盛ったら最後に木の芽を手のひらに乗せてパンとたたいて香りを出してから上に乗せてください。
木の芽はなくてもおいしいですが、あったほうが僕は圧倒的においしいと思います。実は木の芽も我が家の庭に植えてありますから、取り放題使い放題なんです(笑)。
他にも、煮物や天ぷらにしても楽しめます。今が旬なタケノコ料理にトライしてみてください。
弘兼憲史(ひろかね・けんし)1947年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。松下電器産業(現パナソニック)に勤務後、74年漫画家デビュー。以来『課長 島耕作』『黄昏流星群』などヒット作を次々生み出している。07年には紫綬褒章を受章。
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