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記事全文を読む→ジャンタルマンタル「香港チャンピオンズマイル13着大惨敗」でわかった「アキレス腱」次走・安田記念は「重馬場なら迷わず消し!」
香港で行われた国際GI・チャンピオンズマイル(4月26日、シャティン・芝1600メートル)で「断然の1番人気」に推されたジャンタルマンタル(牡5)が「14頭立ての13着」という、まさかの大惨敗を喫した。
スタートで後手を踏んだジャンタルマンタルは、鞍上の川田将雅がすかさず促す形で、3番手外目のポジションをキープ。そのまま最後の直線に入ったが、残り300メートル付近からズルズルと後退し、一昨年の国際GI・香港マイル(シャティン・芝1600メートル)での13着に続く大差負けとなった。
今回の敗因について、同馬を管理する高野友和調教師(栗東)は、レース後の各社インタビューで概略、次のように語っている。
「いつもはスタートが決まる馬だけど、今日は出ていけなかった。ポジションを取りにいくのにエネルギーを使い、馬が苦しくなってしまった。川田騎手は『洋芝が合わない』と話しており、馬場も含めて(香港は)根本的にダメなのかも」
ポジション取りにエネルギーを使ったにしても、最後の直線での大失速はいかにも異常だった。これで香港での競走成績は2戦2敗。高野師らがいみじくも認めているように、おそらく「香港の洋芝は合わない」のが根本的な敗因だろう。
スピードの持続力と鋭いキレを身上とするジャンタルマンタルは、日本国内のレースでは「向かうところ敵なし」の最強マイラーである。レース当日のシャティン競馬場の芝コースは、香港にしては珍しい高速馬場となっていたが、本質的にはスタミナが要求される馬場であることに違いはなかった。ジャンタルマンタルはスピードとキレを封殺された上に、厳しい消耗戦を強いられて惨敗を喫したとみるのが妥当だろう。
昨年は香港マイル大敗から1着に巻き返し
そこで気になるのが、6月7日に行われるGI・安田記念(東京・芝1600メートル)の行方である。ジャンタルマンタルは昨年の安田記念で、前年暮れの香港マイルでの大敗から、1着と巻き返している。今回は惨敗チャンピオンズマイルからのローテとなる模様だが、昨年の安田記念は「良馬場」で行われていることに注意が必要だ。
梅雨入りを控えた6月上旬は、不安定な天候が続く時期である。昨年同様、今年の安田記念が良馬場で行われれば、ジャンタルマンタルの圧倒的優位は動かない。
しかし、である。逆にスタミナを要する「重馬場」となった場合は、香港での失速が物語るように、アッサリと馬群に沈むシーンを想定しておかねばならないだろう。
今年も圧倒的な1番人気が予想されるだけに、「時計のかかる重馬場なら迷わず消し!」の一手だと、筆者はみているのだが…。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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