スポーツ
Posted on 2025年09月16日 19:00

田中将大の200勝が遠のく巨人の正捕手問題「甲斐拓也VS岸田行倫」でわかった「2.72と4.62」の差

2025年09月16日 19:00

 巨人の捕手問題は複雑だ。「2.72」と「4.62」。何の数字かというと、前者が甲斐拓也がケガをする前のチーム防御率で、後者は甲斐離脱後のそれ。数字だけを見ると、ディフェンス面における甲斐の存在の大きさを再認識させられる。

「甲斐がいなくなった後、スタメンマスクを任されてきた岸田行倫はよくやっています。打撃面での貢献度は大きく、チームの得点力のことを考えたら、岸田は外せません」(スポーツ紙記者)

 8月30日からの3試合だけであるが、岸田は4番を任されている。今季は岸田でいくしかないが、甲斐との正捕手争いは、来シーズンの課題となりそうだ。
「岸田、大城卓三のディフェンス面に、阿部慎之助監督は物足りなさを感じていました。これが甲斐獲得につながったわけです」(前出・スポーツ紙記者)

 守備力の甲斐か、それとも打力の岸田か…。しかし、事態はもっと複雑になってきそうだ。NPBや一部球団の関係者が言っていたのだが、来春開催のWBC大会で「侍ジャパンに岸田が選出される可能性が高い」そうだ。
 甲斐はケガがあったため、今回は留守番となる公算大。となれば、侍ジャパンに選ばれた捕手を控えにするのは、よろしくないのでは…。

「小林誠司も2017年のWBCメンバーに選ばれましたが、その後は出場機会に恵まれませんでした」(ベテラン野球記者)

 捕手として代表チームに選ばれるだけの実力を持っていながら、ベンチスタート。甲斐の実力が突出しているのかもしれないが、岸田が侍ジャパンに選ばれた場合、巨人はスタメンマスクを被る捕手に何を求めているのかを、明確に伝え直すべきだろう。

「巨人のチーム防御率がダウンしたのは、岸田のせいだとは言い切れません。8月後半からの終盤戦は、まさに体力勝負。救援投手陣がバテており、投球にキレがなくなってきました」(前出・スポーツ紙記者)

 岸田は甲斐が離脱した8月24日以降の全19試合でスタメンを任されてきたが、QS(先発投手が6回3失点以内に抑える)は7回だけ。QSの多さだけで配球の良し悪しは決められないとはいえ、先発投手が5回までもたずにKOされた試合も7を数えている。9月16日の田中将大が、7回目のQSだった。

 岸田は田中に勝ちをつけてやりたい一心で、リードを組み立てたはずだ。甲斐と岸田の正捕手争いで決着がつきそうなポイントは、先発投手に勝ちをつけ、ゲームを支配できるかどうかだろう。

(飯山満/スポーツライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年10月27日 14:45

    「本格復帰に向けた観測気球を兼ねているのでしょう」こう話すのはさる芸能ジャーナリストだ。10月26日に開催された東京国際映画祭のレッドカーペット。雨が降りしきる会場で報道陣や観客の目をひと際引いたのが、女優の永野芽郁である。主演とプロデュー...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年10月29日 11:30

    今年のお笑い賞レースは10月17日に「キングオブコント」が終わり、あとは11月1日の「NHK新人お笑い大賞」、そして12月の「M-1グランプリ」を残すのみ。賞レース番組では審査員の採点、コメントが大きくクローズアップされるが、その責任の重さ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年10月29日 15:45

    前巨人2軍監督・桑田真澄氏の次男でタレントのMattから「性被害を受けた」として、一昨年から今年にかけて、警視庁に複数の被害届が提出されていたと「週刊文春」が報じている。それによると、1人目の被害者は今年1月、都内でMattと美容系インフル...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク