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記事全文を読む→森保ジャパン「南野拓実と三笘薫の穴埋め」若い3人の選手で十分か…ズバリ診断!
6月11日(日本時間12日)に開幕する北中米ワールドカップの日本代表メンバー26名が決定した。初招集などのサプライズ選出はなく、予想通りの人選だといっていいだろう。
ただ、このメンバーを見ても「これで、イケる」という期待よりも「大丈夫か?」という心配の方が大きい。その理由はメンバー発表直前の試合で、三笘薫(ブライトン)がケガをして本大会出場が絶望的となり、メンバーから外れたからだ。
森保ジャパンはケガ人が続出していた。それでも守備的なポジションの選手は次から次へと復帰し、本大会に間に合わせてきた。ただ、攻撃陣はそうはいかなかった。
昨年12月に南野拓実(モナコ)が左膝前十字靱帯断裂の大ケガを負い、本大会出場が絶望に。その南野の穴をどうやって埋めるかが大きな課題となったが、3月のイギリス遠征で左ウイングバックの三笘を南野のポジションである左シャドーに置き、左ウイングバックに中村敬斗(スタッド・ランス)を使い、成功。三笘は躍動した。
ところが、その三笘までもがケガで本大会に出場できないのだから、期待よりも心配の方が大きいのは当然だ。
そのポジションに中村を置き、左ウイングバックに前田大然(セルティック)や鈴木淳之介(コペンハーゲン)を起用するとか、右サイドの伊東純也(ヘンク)や久保建英(レアル・ソシエダ)をもってくるなどの予想記事が出ている。
だが本来、南野も三笘も選ばれてベストメンバーが揃えば、中村と伊東はベンチスタートの可能性が高く、後半途中から出場して試合の流れを変えるジョーカー的な存在となったはずだ。
もちろん、ケガ人が出て代わりに先発しても十分に力を発揮できるのだが、二人同時に先発で使うとなると、ベンチにジョーカーがいなくなる。先制して逃げ切るのであればいいが、先制されて追いつくにはベンチにジョーカーは必要だ。
南野は森保ジャパンで最多ゴール
では南野と三笘の代わりに代表入りしたと予想される若い塩貝健人(ヴォルフスブルク)、後藤啓介(シントトロイデン)、鈴木唯人(フライブルク)などに期待するしかないのか。申し訳ないが、彼らがその穴を埋めるのは簡単ではない。なぜなら、南野と三笘は日本代表の得点源だからだ。
南野は森保ジャパンで最多ゴールを決めている。昨秋のブラジル戦では、0-2から逆転勝ちの口火を切ったのが、南野のゴールだった。三笘もイングランド戦で、自らボールを奪って中村にパスを出し、リターンを貰って決勝ゴールを決めた。
二人とも、大一番での勝負強さを持っているのだ。特に三笘は悪い流れを変えられるだけでなく、相手の組織を壊して試合を決める力もある。
若い3人は、いいものを持っているが、代表での実績では見劣りする。南野、三笘の代わりは簡単に見つからない。
ただ、森保監督はメンバー発表の記者会見で「現在のベストメンバー」と言った。いろんなことを考え抜いて選んだ26人だ。
初戦のオランダ戦は6月15日。そこまでにチーム力をどこまで上げられるかが、大きなポイントになる。
ヨーロッパの主要リーグの最終戦は5月24日。これ以上、ケガ人が出ないことを祈るばかりだ。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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