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記事全文を読む→【サッカーW杯】長友佑都が5度目の日本代表に選ばれた答え合わせ「2010年大会オランダ戦」を見直すと…
日本時間6月15日午前5時キックオフのサッカーW杯、日本×オランダ戦。日本代表は2010年の南アフリカ大会でオランダと対戦し、0-1で惜敗している。この年の流行語大賞にノミネートされた「岡ちゃんごめんね」大会だ。岡田武史監督率いる日本代表はW杯前の親善試合で4連敗し、岡田監督は日本中からバッシングされた。
今大会のオランダ戦の前に2010年大会のオランダ戦を振り返ると、吉田麻也がサポートプレーヤー、南野拓実がメンターなのに、39歳の長友佑都が代表(通算5回目)に選ばれた答え合わせが見えてくる。
当時の日本代表はダブルボランチの長谷部誠、阿部勇樹に加え、センターバックの田中マルクス闘莉王、中澤佑二の徹底的守備と、長友佑都と駒野友一の両サイドバックが守備からのカウンター攻撃で敵陣に攻め込むスタイル。今の森保ジャパンの攻守一体、ハイプレス戦術の基礎になっている。
初戦のカメルーンに堅守と本田圭佑のゴールにより1-0で勝利した日本代表は、オランダに0-1で敗れた。オランダのボール専有率61%で試合が進む中、その年の年最優秀選手(バロンドール)候補だったオランダ代表スナイデルのシュート1点に抑えた。
スナイデルとエースのロッベンに相対するポジションにいたのが、左サイドバックの長友だった。平均身長185センチのオランダ代表相手に、170センチの長友が俊敏さとスタミナを駆使して粘るプレーは、惜敗した試合とはいえ、YouTubeなどで見直しても痛快だ。
森保ジャパンが体現するハイプレスサッカーのお手本
ボール占有率39%だった日本の先制のチャンスは前半11分、今の森保ジャパンのような前線からの猛攻なプレスを仕掛け、オランダのパスミスを誘発。長友が左サイドを突破し、一気にカウンター攻撃を仕掛けてミドルシュートを放ったのだった。
シュートはゴールポストを捉えたものの、GKステケレンブルフがキャッチ。先制点とはならなかった。
繰り返すが、これは森保ジャパンが体現するハイプレスサッカーのお手本だったといえる。
その後、オランダは1次リーグ(グループE)を1位突破して決勝戦まで快進撃を続け、惜しくも延長戦でスペイン代表イニエスタの1ゴールに沈んだ。
日本は決勝トーナメント1回戦でパラグアイにPK戦で負けたものの、開幕前にボロカスに叩かれた岡田監督の「目標はベスト4宣言」に近づく実力を証明することができた。
スナイデルは当時、イタリアのセリエAインテルに在籍していたが、イタリア紙は長友のプレーを絶賛。長友はこの試合で注目され、W杯終了後に東京FCからチェゼーナへ期限付きで移籍。オランダ戦から7カ月後の2011年1月にはインテルに電撃移籍して、徹底マークしたスナイデルとチームメートになる。
6月15日早朝のオランダ戦を前に、16年前の日本×オランダ戦、そして決勝戦を再視聴して、日本代表の16年の軌跡と進化を実感してほしい。
(那須優子)
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