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Posted on 2026年06月30日 20:30

【W杯すごいシーン】ブラジルの猛攻を「顔面ブロック」DF冨安健洋が無傷だったのは「柔道トレーニング」のおかげ

2026年06月30日 20:30

 サッカーW杯北中米大会、決勝トーナメント1回戦で日本代表は2-1でブラジルに惜敗したが、日本サッカー史上に残る死闘だった。特にヒヤリとしたのは、日本が1点リードの後半9分。ブラジルは右サイドからクロスを上げ、カゼミーロが頭で合わせた決定的なヘディングシュートを打つ。
 視聴者からはゴールラインに入ったように見えたが、なぜかゲームは続行。鎌田大地がボールをカットして、日本のカウンター攻撃が続いた…。

 リプレーをよーく見ると、DF冨安健洋がゴール前で体を投げ出し、カゼミーロのシュートを顔面ブロック。冨安の顔で弾かれたボールは横にいたGK鈴木彩艶の顔にも当たり、このこぼれ球が日本のカウンター攻撃につながった。ブラジルの猛攻を自らの顔面で受けとめた冨安は鼻血も出さず、顔に傷ひとつ作らないままピッチを走っているではないか。

 冨安は顔面でシュートを受けたのに、なぜ無傷なのか。実は冨安が所属するオランダの名門クラブチーム、アヤックスでは毎日のトレーニングに柔道を取り入れている。
 アヤックスの元フィジカルコーチ、レネ・ヴォルムハウト氏は「サッカーだけを2時間練習するより、異なる競技の要素を取り入れて練習する方が、選手の『運動IQ』が飛躍的に高まる」というスポーツ哲学の持ち主。ルーティン練習に、柔道と日本語の礼儀作法を取り入れた。

落下転倒した時に咄嗟の受け身で大ケガ回避

 その結果、空中戦やゴール前の激しいコンタクトで相手選手と接触したり、落下転倒した時に咄嗟に受け身を取れるようになり、ゲーム中の大ケガが減ったという。
 さらに柔道技の基本を通じて自分の重心をコントロールする技術や、相手の力や体重をテコの原理で受け流す方法を学び、組み手を通じてウエイトトレーニングでは鍛えにくい深層筋(インナーマッスル)と骨格の強化を図った。

 柔道に取り入れられているネック・ブリッジ(柔道中級者以上、初心者は禁止)は頸椎周りの筋肉を鍛えられる。これらアヤックスの柔道練習が、とっさに顔を数センチずらして急所を外しながらシュートの方向を変えるという、冨安の「神技」を生んだのだ。

 冨安はキリンビバレッジと「免疫ケアサポート」契約を結んでいるが、自らの体を張ってゴールを止める姿はまさに、免疫ケア商品のイメージにぴったり。今後、免疫ケア関連のCMオファーが舞い込んでくるかも。

(那須優子)

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