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記事全文を読む→競馬界「有名人馬主」をチェック!直木賞作家・浅田次郎の「セリ哲学」と「3頭狙い撃ち」診断
競馬界でサラブレッドを走らせている有名人というと、北島三郎や佐々木主浩の名前がすぐに挙がる。いずれもGⅠホースを持ったことがあるのは、競馬ファンならご存知の通りだ。
しかし、そんなサラブレッド運の強い有名人馬主はほんのひと握りで、だいたいは損得を抜きにして、道楽として持っているもの。北島自身、キタサンブラックを持つ前は、馬に10億円(馬券も含め)ほど使ってきたと言っているぐらいだ。
筆者が個人的にチェックしている有名人馬主は、直木賞作家の浅田次郎氏だ。根っからの競馬好きで、毎年のように馬を買って走らせている。セリにも積極的に顔を出しているほどだ。前もってチェックしていた馬を、予算内で買い求めるようにしているという。
セリでは評判馬をめぐって熾烈な落札合戦が繰り広げられるが、浅田氏はそこに加わらない。かつてインタビューした際に、こう言っていた。
「馬が好きで馬主をしているけど、無理のない範囲で馬を買っている。そうでないと、長続きできない」
現在の所有馬はゴールドハンマー(牝4)、アイアンパイク(牝3)、シルバーアックス(牡3)の3頭。いずれも美浦・村田一誠厩舎に所属し、横山典弘が騎乗することが多い。
〈3・3・0・3〉の成績でリフレッシュ放牧⇒得意の中山へ
このうちシルバーアックスは未勝利ゆえ、あとがない(9月上旬で3歳未勝利は終了)。ただ、ダートから芝に変わったここ2戦は2着、3着と好走している。スピード豊かなシスキン産駒らしく、逃げてもう一歩のところまできている。
デビュー時、美浦の坂路を馬なりのまま36秒台で駆け上がってみせたように、素質は確か。芝の短距離戦に出走してきたら、狙い撃ちしたい。
アイアンパイクは6月28日の福島・3歳未勝利を勝って、2着や3着の惜敗続きに終止符を打った。これまで1600メートル以上のレースを使ってきたので1200メートルは忙しいとみていたが、杞憂に終わる。
その勢いを駆って、日曜(7月12日)の福島8R・3歳以上1勝クラス(芝1200メートル)に中1週で挑む。マイナス6キロだった馬体を維持できていれば、連勝の可能性は十分だろう。
ゴールドハンマーはこれまで全てダートを走って〈3・3・0・3〉という成績だ。現在はリフレッシュ放牧中だが、8月半ばには帰厩して、9月の中山を目標に仕上げる予定だ。
中山は4戦でダート1200メートルを使って2勝、2着2回とパーフェクト連対中。3勝クラスに上がったここ2戦は苦戦(福島7着、東京15着)を強いられているが、得意の中山で見直したい。
では、グッドラック!
(兜志郎/競馬ライター)
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