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記事全文を読む→【J新リーグ】長友佑都「FC東京で現役続行」復帰戦は8月末か9月に「ベンチスタートで」の新たな逆境
長友佑都が味の素スタジアムで会見に臨み、現役続行を宣言。FC東京との契約を延長したと発表した。
開幕戦となった町田ゼルビア戦前にピッチに登場して、サポーターへ報告。
「正直、引退することも考えましたが、日が経つにつれて自分にはやり残したことがあると、情熱があふれてきました」
すると背番号5のユニフォームを着て、言い切った。
「僕の夢は、青赤のユニフォームを着て、優勝してシャーレを掲げることです」
さらに「コールリーダーさせてもらっていいですか」と聞き、日の丸からFC東京バージョンに変えたヘアバンドを着けて、FC東京のチャント(応援歌)である「東京こそすべて」を熱唱。ゴール裏には「長友佑都、優勝するまで引退させないよ」と書かれた横断幕が登場するなど、スタンドは「長友劇場」と化した。
Jリーグ「秋春制」の新シーズンが開幕したとはいえ、新たな顔となる選手が見当たらない。北中米W杯で活躍した外国人選手でも加入すれば盛り上がるのだが、獲得するだけの資金力があるクラブはない。
日本代表選手には大迫敬介(サンフレッチェ広島)や早川友基(鹿島アントラーズ)がいるが、W杯では試合に出場していない。谷口彰悟が川崎フロンターレに復帰するという噂はあったものの、結局はシントトロイデンに残留した。そうした中で、アジア選手初の5大会連続W杯出場を果たした長友の現役続投は、新リーグにとって願ってもないニュースだった。
ただ、先発で試合に出場できるかどうかは別問題である。FC東京には右サイドバックに、昨年6月にハノーファーから5年ぶりに復帰した元日本代表の室屋成がいる。左サイドバックには、松橋力蔵監督がアルビレックス新潟監督時代に徳島ヴォルティスから獲得し、昨年末に新潟から引き抜いた橋本健人がいる。この2人が先発の鉄板といってもいい。
キャンプを経ず試合勘が遠ざかる激烈ポジション争い
さらに今夏、浦和レッズで右サイドバックを主戦場としてプレーしていた石原広教が加入。開幕戦で途中から左サイドバックとして出場し、奮闘していた。
また、2023年3月に日本代表デビューを飾り、大いに期待されながらもたび重なるケガで苦しんできた、左サイドバックのバングーナガンデ佳史扶は開幕1週間前のプレーシーズンマッチ、ドルトムント戦で45分間プレーし、完全復活を目指している。
現役続行を発表したとはいえ、FC東京のポジション争いは激しい。しかも長友はキャンプを経験していないことで、コンディションに問題を抱える。試合勘の面でも6月26日のスウェーデン戦で後半74分から出場して以来、遠ざかっている。そうしたことを考えると、長友の復帰戦は早くても8月末、9月にずれ込んでもおかしくはない。それもベンチスタートが濃厚だろう。
ただ、長友はこれまで何度も逆境を乗り越えてきた。試合に出ても出なくても、チームをいい方向に導く力を持っている。どんな形でチームの勝利に貢献するのか、そこは楽しみだ。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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