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記事全文を読む→北朝鮮「日本海にまたミサイル連射」の資金源はロシアに送り込まれた北朝鮮女性からむしり取る「命がけ強制労働」収入
秋雨が続く日本海に向け、北朝鮮が9月20日に2発もの弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)外へと落下させた。防衛省によれば、2026年に入ってからのミサイル発射はすでに9回。その数は15発に達し、ペースは前年の数倍だという。
今回のミサイル発射は9月24日に行われる米中首脳会談を控え、アメリカへの揺さぶりではないか、との声があるが、北朝鮮がこれほど高頻度でミサイル連射を続ける資金源について、驚くべき分析がある。
周知のように、北朝鮮はロシアを援護すべく、ウクライナ戦争の最前線へ自国の兵士を送っており、その数は1万5000人といわれる。見返りとして、莫大な外貨を得てきた。
ところが米ウォール・ストリート・ジャーナル紙などの報道によれば、ロシア領内で昨年、朝鮮住民を対象に発給されたビザは3万6000件。前年比で4倍へと急増している。
国連制裁により労働ビザ発給はできないため、その大半は「留学ビザ」偽装。つまり北朝鮮はロシアの労働現場を埋めるため、人身売買さながらの「外貨稼ぎ部隊」を大量投入しているのだ。
多国間制裁監視チーム(MSMT)の報告によると、男性をウクライナ戦争の最前線へ送る一方、なんと女性たちもロシア国内の危険な工場へと駆り出されているというのだ。
ロシアへの出稼ぎで彼らが得る平均年収は7500ドル(約117万円)。しかし手元に残るのはわずかで、大半は「国家への忠誠資金」や「党への上納金」名目で自動的にピンハネされ、首都・平壌の金庫へと吸い上げられている。これが実情なのだ。
自国民は死んでもOKの使い捨て国家資金稼ぎマシーン
振り返れば8月18日未明、ロシアの大手EC「ワイルドベリーズ」の物流倉庫がウクライナ軍のドローン攻撃を受け、少なくとも9人が死亡する惨事が起きた。その被弾施設には、北朝鮮女性が勤務していたという。彼女たちはキャビア加工場などのほか、ドローン製造ライン工場など、ウクライナ側の標的になりやすい危険な現場で過酷な労働に耐えていることになる。
北朝鮮では今年4月、ウクライナ戦争で死亡した部隊の埋葬式が行われ、平壌にはロシア派遣の兵士を称える記念館が完成。4月末にはロシアの要人も出席し、落成式典が盛大に行われた。北朝鮮ウォッチャーが言う。
「金正恩総書記の主要な関心事は住民の生死ではなく、財政的な要素です」
同盟国としてロシアの戦争を後方から支援するとするも、その実は自国民を「使い捨ての国家資金稼ぎマシーン」として差し出してきた金正恩政権。過酷な労働現場へと強制的に連行された女性たちが流す汗と涙の対価が金正恩政権の懐を潤し、日本海へ向けて連射される弾道ミサイルの燃料や部品の調達資金に化けていく。
独裁者の野望のために命を軽視される人々。この悪夢は政権が崩壊しない限り、続くのだろう。
(灯倫太郎)
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