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記事全文を読む→閣僚任命「存在しないアンケート結果」で謝罪…日本テレビVS小泉進次郎・小野田紀美「場外バトル」の不思議
第2次高市改造内閣で続投が決まった小泉純一郎防衛相、小野田紀美経済安全保障担当相の「存在しないアンケート」をめぐり、日本テレビが揺れている。同局の朝の情報番組「ZIP!」9月21日の放送で、北脇太基アナウンサーが次のように謝罪し、頭を下げた。
「先週金曜日の解説コーナーの中でお伝えした内閣改造についての記者解説で、総理周辺からの話として『小泉大臣と小野田大臣が役職希望のアンケートを提出した』という趣旨の説明がありましたが、実際には提出していませんでした。事実と異なる内容をお伝えしたことをお詫びいたします」
問題報道があったのは9月18日8時16分頃からの「TOP NEWS解説」コーナー。政治部官邸キャップの矢岡亮一郎記者が、前日17日に発足した改造内閣人事について解説。要点は次のようなものだった。
●今回の組閣人事は8月下旬まで自民党の議員、衆議院議員に募っていたアンケートを元にした。高市首相が数週間かけてかなり読み込み、アンケートの「熱意の差」が人事にかなり影響した。
●小泉進次郎防衛大臣は「留任したい」と非常に熱心に書いていた。
●小野田紀美大臣は高市総理の側近であり、アンケートに「外国人政策をもっとやりたい。集中したい」と書いた。
この報道に、まず小泉氏が9月19日夜、自身のXで次のように日本テレビに抗議した。
〈事実とは完全に異なることを一方的に報じていることに驚きました。私は人事に関してアンケートは提出しておらず、総理と直接コミュニケーションを取らせていただきました〉
〈閣僚である立場で役職希望を出すというのは烏滸がましいと考えたため、提出しませんでした。なお、日本テレビから私に対して確認や取材は全くありませんでした〉
抗議を受けて、日本テレビは同日夜の報道番組「news zero」で「小泉大臣はアンケートの提出を行っていなかった」と訂正、謝罪したが、翌19日に今度は小野田氏がXで日テレ報道を重ねて否定。
〈私テレビ持っていないので知らなかったのですが、私もアンケート云々と報道されていたのですかね?参議院にはアンケート配られていないと思います。私にも配られておりませんので、当然私もアンケート自体書いていません〉
「衆議院議員に配られた」と説明しながら参議院議員の「回答」を紹介
日本テレビにとっては恥の上塗り、そして存在しない小泉、小野田両大臣のアンケート回答を創作したことになる。官邸キャップ自ら「アンケートは衆議院議員に配られた」と説明しているのに、なぜ参議院議員の小野田氏の「アンケート詳細」が紹介されたのか。9月21日の謝罪では、この誤情報がどのような取材で得られ、なぜ矛盾に気づかなかったのか、政治部からの説明はなかった。
振り返れば「ZIP」は2024年6月20日の放送でも、系列の日本海テレビ元幹部が「24時間テレビ」の寄付金着服が発覚したのを受けて、同局チーフスペシャリストの幹部職で「ZIP」総合MC、水卜麻美アナが謝罪している。
水卜アナは「24時間テレビ」の総合司会を担当する幹部職ではあるが、視聴者からは不祥事と無関係なアナウンサーに謝罪させるだけで済ませるのか、当事者の謝罪と説明を求める声が上がり、SNS上で炎上した過去がある。
日本テレビは今年7月、生成AIなどのフェイクニュースの真贋判定技術を2027年までに構築すると発表。同時に「報道現場において、素材の真正性を担保し、放送・配信の可否を迅速かつ的確に判断するための技術的セーフティーネットの構築が急務となっています」という公式声明を出している。
(那須優子)
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