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記事全文を読む→3度も辞意を申し入れた広島・新井貴浩監督「続投」にOBが漏らした「誰も引き受けませんよ」
広島の新井貴浩監督の来季続投が決まった。松田元(はじめ)オーナーが、
「チームが一丸となって戦えるのは、新井監督しか思いつかなかった」
と9月22日に言及した。
監督就任1年目はチーム5季ぶりの2位。今季も開幕3連勝のスタートを切ったが、わずか84試合目(7月20日・巨人戦)で自力優勝が消滅した。
これで3季連続のBクラスが確定しているが、今年1月に元選手(羽月隆太郎氏)が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物を使用して医薬品医療機器法違反で逮捕されたことが、チーム成績に大きく響いた。
新井監督は元選手の逮捕、成績不振などで球団に対し、シーズン中に3度も辞意を表明していたことが明らかになった。
広島カープの闇は深い。新井監督は就任時から「単年契約」を貫いてきたが、フロントは「5年契約」を念頭に置いていた。新井監督と松田オーナー、鈴木清明球団本部長との関係が太いことは、広島OBの誰もが知っている話だ。
2014年にチーム内の確執により移籍先の阪神から自由契約を通達された際に、真っ先に声をかけたのがこの2人なのだ。
「出て行った憎しみもあるが、愛もある」(松田オーナー)
「何も言わずに帰ってこい」(鈴木球団本部長)
砂をかけて出ていった古巣へ電撃復帰を橋渡し。新井監督の就任ロードが、この時から敷かれていた。
フロントでは新井監督就任時にチームのレジェンド、黒田博樹氏を新井監督のアシスト役として「球団アドバイザー」に起用していたが、今季はチームが空中分解の危機に陥り、ボロボロの成績に。シーズン中の緊急補強もなかった。
「支配下登録を2つも残してシーズンを終えました。新井監督から補強要請を出したことはこれまでも今季も、一度もありません」(地元記者)
オフには多くの主力選手のFA流出の可能性が
今回の不祥事にグレーな対応を続けた鈴木球団本部長だが、もともとは慶応大学から東洋工業(現・マツダ)に入社した経理畑一筋のサラリーマン。松田オーナー就任時に、カープに「出向」した。野球経験は一切なく、2003年に常務取締役の球団本部長に就任している。
1993年に導入されたFA(フリーエージェント)制度で、他球団から一度もFA選手を獲得したことがないのは12球団で広島だけ。プロ野球は全国一律ネット配信するDAZNでの視聴が広まっているが、
「これも12球団の中で広島だけが、地元スポンサーが減るとの理由で契約していません」(民放キー局担当者)
独立採算型の「市民球団」という錦の御旗こそ掲げてはいるが、成績不振に不祥事のダブルパンチでダッチロールの状況。このオフには主力の多くのFA移籍が浮上しており、どうやら、
「誰も広島の監督は引き受けませんよ」(広島OB)
というのが真相のようだ。
(小田龍司)
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