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記事全文を読む→メジャー球団スカウトが着目する阪神・佐藤輝明の珍記録「40-40」の凄さと特殊性
阪神タイガースの優勝マジックナンバーは、9月29日の試合前時点で「4」。136試合を終えて76勝59敗1分である。藤川球児監督の胴上げは時間の問題だが、残り7試合における新たな注目ポイントが見えてきた。それは佐藤輝明に対するメジャースカウトの評価に影響する「珍記録」だ。
「今さらではありますが、メジャースカウトは阪神戦に密着し、佐藤の視察を続けています。一部では新労使協定の話し合いが長期化するのを恐れ、今オフのポスティングシステムによるメジャー球界挑戦はないと予想されています。それでも佐藤を視察するメジャースカウトの人数は減りません」(在阪記者)
ポスティングシステムにかけるか否かを決められるのは、これまで拒否の姿勢を保ってきた阪神球団であり、佐藤の希望通りにはならないだろう。メジャースカウトも今オフの動向を読み切れていないが、「有事に備えて」の意味合いがあるようだ。
そこで佐藤のどんなところを見ているのか聞いてみたら、興味深い答えが返ってきた。それが「40-40」だ。
2024年にドジャースの大谷翔平が54本塁打、59盗塁で「50-50」という前人未到の記録を樹立した。しかし佐藤の盗塁数は、40にはほど遠い「8」だ。
「いや、本塁打と二塁打の数です。40本近い本塁打を放ち、それとほぼ同数の二塁打数をマークするスラッガーは非常に珍しいと思います」(ア・リーグ中地区スカウト)
136試合を消化した時点で、佐藤の本塁打数は37、二塁打は39。「40本塁打、40二塁打」が射程圏内に入っている。
打球の速さに加えて「走れる選手」と認識されている
40本塁打は佐藤のパワーと、広域球場である甲子園球場をものともしない打球の飛距離を証明している。40二塁打は甲子園球場の広さに助けられた部分もあるが、対戦チームの外野手は佐藤の打席では通常の守備位置よりも後ろに守る。それでも外野手と外野手の間を抜けていくのだから、打球の速さだけではなく、佐藤が「走れる選手であること」を伝えているそうだ。
二塁打の通算ランキングを見てみると、1位は484本の立浪和義氏。2位は巨人・坂本勇人の474本だ。坂本は2019年に40本塁打を記録したが、この年の二塁打は26。佐藤の「40本塁打・40二塁打」は実現すれば、特異な記録となる。
佐藤はチームの優勝決定後も、メジャースカウトにアピールするために休めそうもない。
(飯山満/スポーツライター)
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