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記事全文を読む→中国国営テレビが「VIVANT」を激烈批判!高市首相まで引き合いに出す「反中ドラマの烙印を押したい」
TBS日曜劇場「VIVANT」第2シーズンに対し、中国の国営・党系メディアが批判を強めている。
口火を切ったのは「中国中央テレビ(CCTV)」だ。10月25日の論評で、同作の筋書きが「極めて荒唐無稽」だと断じ、旧日本軍の拷問を現代の中国人に重ね合わせて敵意を煽っていると非難。中国産SNS「微博(ウェイボー)」では、この話題が検索ランキング1位に躍り出た。
問題視されたのは10月4日の放送回で、中国人役の俳優が、拘束した別班員の指を切り落とす場面などが描かれた拷問シーン。
「VIVANT」では架空の国を舞台にした2023年の第1シーズンとは異なり、今作では中国の情報機関が敵役として登場している。
10月26日には「環球時報」も、同作が中国を中傷し「中国脅威論」を誇張していると追随した。
見逃せないのは、CCTVが論評の冒頭で、高市早苗首相が国会で「録画しておいて年末年始にまとめて見たい」と語った作品だ、と紹介した点。さらには「VIVANT」が日本による認知戦の一環だと位置づけている。
動画サイトの無断転載で広く視聴されている
なぜ中国は、日本のエンタメ作品にここまで噛みつくのか。中国事情に詳しいジャーナリストは、
「最大の狙いは、高市政権への揺さぶりです」
と解説する。続けて、
「11月には中国・深圳でAPEC首脳会議が開かれます。その直前に、首相が楽しみにしているドラマを『中国を中傷する作品』と決めつければ、日本は中国を敵視しているという構図を国際社会に印象づけられる。中国側こそが、認知戦を仕掛けているというわけです」
その矛先は自国の若者にも向いているという。
「中国で『VIVANT』は正式に放送されていませんが、動画サイトの無断転載などで広く見られていますし、主演の堺雅人の人気は根強い。国営メディアが『反中ドラマ』の烙印を押すことで、日本作品への関心に水を差したいわけです。今年2月には人民解放軍系のメディアが『ポケットモンスター』や『名探偵コナン』までやり玉に挙げていた。娯楽を通じて日本に好感が広がることを、当局は警戒しているんですよ」(前出・ジャーナリスト)
現実でもドラマさながらの情報戦が繰り広げられているのである。
(川瀬大輔)
1977年生まれ。国内外のビジネス、スポーツ、政治、社会問題を取材するフリー記者。
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