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記事全文を読む→【立冬で準備スタート】「ダメなスタッドレスタイヤ」で大事故にならないための「重大セルフチェック」
11月7日に「立冬」を迎えて、暦の上ではいよいよ冬が幕を開けた。北日本や各地の山間部からは早くも初雪の便りが届き始め、スキーや冬の温泉ドライブに向けて、愛車の冬支度を意識し始めたドライバーは多いだろう。
だが、物置やガレージから昨シーズンのスタッドレスタイヤを引っ張り出し、「まだ溝がしっかり残っているから大丈夫」と安易に履き替えてしまうのは危険だ。初冬の冷たい雨や急な降雪の現場で、取り返しのつかない大事故を引き起こす元凶になりかねないからである。
スタッドレスタイヤの性能を見極める上で、溝の深さ以上に命運を分けるのが「ゴムの柔軟性」だ。過信が生む落とし穴と正しいセルフチェック方法を、自動車ジャーナリストが解説する。
「雪道や凍結路面でタイヤがグリップするのは、柔らかいゴムが氷上のミクロな水膜を除去して路面に密着するからです。しかしゴムは年数の経過とともに油分が抜け、走行距離に関係なく自然と硬化していく。外見上は溝が山ほど残っていても、ゴムがカチカチに硬化していれば、氷の上ではプラスチックの板と同じ。全くブレーキが利かずに、スリップしてしまいます」
特に製造から3年以上が経過している場合は、親指の爪をトレッド面に強く押し込んでみた方がいい。爪がしっかり食い込むような弾力がなく、硬い感触なら寿命がきたと判断すべきだ。
ドライ路面を慣らし走行しておくとグリップ力が劇的に向上
自動車ジャーナリストが続ける。
「もちろんこれ以外にも、溝の深さが新品時の50%に達したことを示す突起『プラットホーム』が露出していないかの確認は必須でしょう」
さらに点検と同じくらい重要となるのが、交換のタイミングだ。
「初雪の予報が出てから量販店やガソリンスタンドへ駆け込んでも、数時間待ちの大混雑に巻き込まれるのがオチです。11月上旬のうちに予約を入れて、早期交換を済ませておくのが賢明。保管中に自然低下した空気圧を適正値へと調整し、新品や久しぶりのタイヤなら皮むきを兼ねて100キロほどドライ路面を慣らし走行しておくと、いざ雪道へ突入した際のグリップ力が劇的に向上します」(カー用品店関係者)
大切な家族や仲間を乗せて走る、冬のロングドライブ。事前の入念な足回り点検と早めの備えを徹底し、万全のコンディションで冬の行楽シーズンを迎えたい。
(滝川与一)
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