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記事全文を読む→今年は特に!プロ野球がつまらなすぎるツ(3)
緊急提言プロ野球ファン代表
やくみつるが嘆く「人気低迷の理由」
「分業制の確立で大エースがいなくなった」
日本プロ野球を長年見守り続けてきた、森羅万象漫画家・やくみつる氏も野球人気の低迷には嘆いている。この危機にファンを代表し、復興のための秘策を披露してくれた。
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「最近のプロ野球で『つまらない』と感じるのは、先発完投型の大エースが年々少なくなったことですね」
近代野球では、投手生命を守る意味もあり、ピッチャーの分業制が確立されている。ところが、この制度こそが悩ましいものだと断言するのである。
「中継ぎ、抑えを駆使しないと対応できないほど打撃技術が向上したのかもしれません。それに、かつての横浜・佐々木や阪神・藤川のような抑えのスターが出たのも、分業制の恩恵だとは思います。それでもファン心理としては、ピッチャーは完投してこそ。みんな大エースが投げ勝つ姿を見たいんです。斎藤佑樹が5回まで投げればOK、というのでは見応えが違う」
現在の球界で大エースの看板にふさわしいのは、日本ハムのダルビッシュ有だけだろう。やく氏もその実力を認めるが、確実視されるメジャー移籍には渋い顔。スターの米国流出も人気低迷の一因と考えられる。
「本来ならば、球団が何としてでも引き止めなければいけない。札幌ドームを資産としてダルに差し出してもいいとさえ思います。それくらいの価値はある」
選手たちのメジャー志向が一時の「はやり病」のようなものであってほしいと言う。そのうえで、失敗しても戻ってくればいい、という風潮にも一刀両断─。
「極論ですが『メジャーに行ったらもう日本の土を踏ませない!』くらいがいいと思います。選手たちは、自分がメジャーに行くことで日本の野球が衰退する、という意識がないんでしょう。日本にとどまって『俺が客を呼んでやる!』という男気が欲しいですね。そもそも、イチロー(マリナーズ)や松井秀喜(アスレチックス)クラスでやっと向こうでもスターになれた。日本であれだけ記録を残した上原(レンジャーズ)ですら中継ぎというこの現状を考えると、『何も好んでリスクを冒さなくても‥‥』と思いますけどね」
メジャー移籍に限らず、頻発する国内のFA移籍やトレードにも苦言を呈する。
「今あの選手はどこにいるんだ? そんな状況が多すぎて、チーム愛の度合いが低くなりがち。しかもFA移籍では、ちょっと(金額を)くれてやりすぎでしょう。前の球団に入団する時にも高額の契約金までもらっといて何やっとるんだ、と。こうなったら、ファンによる『プロテクト』を提案したい。球団に必要だと思う選手をファン投票のような形で決定して、選ばれた選手は他球団への移籍もメジャー挑戦も許されない。裁判だって素人が参加する時代。プロ野球にも素人の民意が反映されたっていいじゃないですか」
さらに、こんな腹案まで披露してくれた。
「テレビ中継も、せめてCSではなくBSでやること。どうせ野球中継に代わってみんなが困るような番組なんてないんだから。制作費がかさむというなら、中継カメラの台数を減らせばいい。それだけで観戦できるプロ野球ファンがどれだけ増えることか。個人的には、鳴り物や歌の応援を一切禁止した『ヤジの日』を設けてほしい。ヤジが飛び交う、“昭和のプロ野球”の下品な球場を取り戻したい。選手をほめそやすだけ、容認するだけ、というファンの姿勢を変えることも野球をおもしろくするためには必要だと思いますね」
球界改革のためにも、関係者、ファン一同で考えていかなければならない。
アサ芸チョイス
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