芸能

あの「一世風靡」女性ボーカルたちは今(5) 石井明美

長男出産→離婚→歌手復帰までの紆余曲折!
「昔のレベルに戻るまでボイトレを続けました」

 86年のドラマ「男女七人夏物語」(TBS)の主題歌として大ヒットした「CHA-CHA-CHA」は歌手・石井明美(46)のデビュー曲だった。そんな彼女も、昨年夏には25周年記念のミニアルバム「COLORS」をリリースした。

 ミニアルバムにはなじみのヒット曲「CHA-CHA-CHA」「ランバダ」に新曲3曲が収められた。
「『CHA-CHA-CHA』と『ランバダ』は、昔と歌い方は変えていないんですが、アレンジしています。『CHA――』はラテン色を強く、『ランバダ』は大人っぽくなっていますね」
 新曲では新しい石井明美のカラーを打ち出している。「持ち歌は結婚式で歌えない歌ばかりだった」という反省(?)から、自分への応援歌となる前向きの曲をそろえた。特に料理バラエティ「チューボーですよ!」(TBS)のエンディング曲に使用された「明日へのJUMP」はライブでも大好評だ。
「これを歌うと、ぐずっていた子供が泣きやんで、体を揺すってノリノリになるんです」
 97年にリリースした「バラード」以来、今回14年ぶりの録音に臨んだ。
「ボイストレーニングしましたよ。無名の歌手ならともかく、“石井明美”のレベルに戻るのが大変でした。私自身のハードルが高かったです(笑)」
 カラオケで歌っているところをスカウトされ、歌手になるつもりのなかった石井は、デビューまで1年近くも口説かれたのは有名なエピソードである。
「1曲だけという約束でデビューしました。売れなかったら恥ずかしいので、ジャケットも横向きで」
 控えめなのだが、レコーディングでは超強気だった。「CHA──」はイタリアのダンスグループの曲をカバーしたものである。
「最初、詞が全部日本語だったんです。これがカッコ悪い! 絶対イヤだ! と冒頭の♪Baby,Geton~と、サビの♪I Wonna Dance~は絶対英語にするべきだよって主張したんです。デビューもしてない新人が、よくワガママを通したと思います」
 結果的にそれが成功。80万枚を売り上げ、オリコン年間シングルチャート1位に輝いた。
 その後、89年にはセミヌード写真集「バージニアスリム」を発売。91年の結婚を機に歌手を休業した。だが、長男を出産したあとの93年に離婚を経て、歌手復帰と紆余曲折を経てきた。
 現在はライブやバラエティ歌番組などで活動しているが、麻倉未稀、森川由加里とのユニット「3Women's Party『3人娘』」のステージも好評だ。バラエティ番組で3人で歌ったところ、問い合わせが殺到したのがきっかけでユニットが組まれた。
「イベントでも思いのほか評判がよくて、ちょくちょく仕事をさせていただいています。今年で4年目になりますね」
 3人はおそろいの携帯ストラップを持つほどの仲よしだ。

カテゴリー: 芸能   タグ:   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
2
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
3
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
リストラされる過去の遺物「芸能レポーター」井上公造が「じゅん散歩」に映り込んだのは本当に偶然なのか