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記事全文を読む→あの素晴らしい「昭和大ヒット曲」をもう一度(5)石井明美「CHA-CHA-CHA」
86年の「男女7人夏物語」(TBS系)の主題歌「CHA-CHA-CHA」でデビューした石井明美(53)。オリコン1位を獲得し、第59回選抜高校野球大会の入場行進曲にも採用された。
──86年のオリコン年間1位は「CHA-CHA-CHA」で、2位は中森明菜の「DESIRE」、3位が少年隊の「仮面舞踏会」というデータがあります。
石井 自分では実感はなくて、なにしろ当時、歌を出したものの、家族にも友達にもデビューしたことはずっと隠していたくらいですから。で、何かの番組で私がレコードを持って出たのが最初のテレビ出演。それで家族にバレちゃった(笑)。
──隠していた理由はあるんですか?
石井 六本木のカラオケスナックでアルバイトをしていた頃にスカウトされて、ずっと断っていたんです。けど、スカウトの方の「1曲出して売れなかったら辞めたらいい」という言葉でやる気になったので、家族にも「売れなかったら辞めるから」ってタンカを切って。当時、美容師を目指していて、まさか歌手になることは考えてもいませんでした。けど、そのあともたくさん曲を出させていただいて、生涯の仕事になりました。
──歌詞にも出てくる「辛口セクシー」が、まさにピッタリな雰囲気でしたね。
石井 クールというか、しゃべらないキャラを演じてたんです。あの頃はインタビューの受け答えが苦手で、余計なことを言っちゃう性格。だったら、しゃべらないのが一番。それを意識していたら、物静かなイメージがいつの間にかついちゃってました。
──転機になったのは、世界的に大ヒットした「ランバダ」(90年)のカバーですか?
石井 これもヒットしたんですけど、明るい曲に合わせて、じゃあ、もうしゃべるキャラでもいいんじゃないかって。
──最近のバラエティー番組では、波乱万丈な人生を語っていますよね。
石井 離婚したり、飲んだりしている話ですか(笑)。決して泥沼離婚したわけじゃないので、そんなに波乱に満ちた人生でもないですよ(笑)。今は趣味の合う飲み友達と再婚して、これからの余生を楽しもうかと思ってます。
──全国各地で行われているコンサート「夢のスター歌謡祭」は、出演者の中でも若手かと思いますが。
石井 そうなんです。53歳なんですけどいちばん年下で、しかもデビューがいちばん遅い。今、一緒にステージに立っている方々は、ずっと小さい頃にテレビで見ていた人ばかり。昔のベストテン番組に出ているスターの方々と一緒にコンサートを開いているような感じなので、時々信じられない思いでいっぱいになります。
──若手とはいえ、盛り上がりでは負けていませんね。
石井 私が33年間歌ってきた「CHA-CHA-CHA」が、あらためて多くの方に愛されている理由がわかってきました。あの曲、全部がサビみたいなものですから。すぐに「アイウォナダンストゥユー」に行くんですから、それは盛り上がりますよね。
でも、持ち歌は他にもいっぱいあるので、「CHA-CHA-CHA」以外にもたくさん聴いていただきたいです。ダメ出しばかりで時間がかかって、チャチャチャッと歌えなかった曲もあるけど、それもいい思い出ですね(笑)。
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