柴咲コウは織田裕二にセリフ消されて激怒降板
江角マキコ「自腹30万円」で貧ロケ弁を豪華に
期待されながらスタートしたはずだったのに、視聴率がガタガタ。現場では予想外のハプニングが発生することになる。知られざる○秘話を以下に――。
織田裕二(44)主演の「外交官 黒田康作」(11年・フジ系)は、スタート時の1月にあった10.1%が、2月に入ると1桁に陥落してしまった。
「織田は自分のことを棚に上げて『何か違うんだよな』と、ヒロインの柴咲コウ(30)のせいにして、熱血演技指導をして責めたてたんです。あげくに柴咲のセリフの一部を勝手にカット。怒り狂った柴咲は続編映画『アンダルシア 女神の報復』(11年公開)の出演をドタキャンしました」(芸能記者)
代役を務めたのは黒木メイサ(24)。だが、今度はなぜか脚本家のクレジットがない。これも織田のせい?「月9」史上初めて全話が15%を下回ったのが、「大切なことはすべて君が教えてくれた」(11年・フジ系)。戸田恵梨香と三浦春馬(22)のW主演で、新人・武井咲は2人に絡む役どころだった。
「戸田は映画『阪急電車 片道15分の奇跡』の収録と重なり、疲労困ぱい。非常に不機嫌で、武井と絡むシーンでは武井をガンガンイジめ、必ずダメ出ししていました。かつてヤンチャ少女だった武井は大丈夫でしたけど、武井についていた女性マネジャーが心労で痩せ細ってしまいました。現場の雰囲気は最低でしたね」(テレビ局関係者)
低視聴率にまったく無関心だった主演女優もいる。「ハガネの女 season2」(11年・テレ朝系)の吉瀬美智子(37)である。パート1は深夜枠にもかかわらず10.3%も獲得し、その勢いでパート2はゴールデン枠に進出したのだが、結果は7.3%。原作マンガがあったパート1と違って、パート2はオリジナル作品になったという事情もあったが・・・。
「パート2に入る前に吉瀬は結婚。収録が終わると、夫が待つ自宅に直帰してしまう。普通、主演俳優はみんなと飲みに行ったりスタッフに差し入れしたりと、気配りしてドラマを引っ張っていくものです。ところが、吉瀬には視聴率が悪かろうがそんな気遣いがまったくなく、現場がだんだん消沈していった」(芸能記者)
ワインが題材のマンガを原作にした「神の雫」は平均6.2%を記録し、36年続いた日テレの火曜ドラマ(夜10時)の歴史に歴代最低平均視聴率で幕を下ろした、記念碑的ドラマである。
「主演の亀梨和也はドラマにかこつけて、高くて珍しいワインを飲めると喜んでいたんですがね。結局、視聴率が悪く制作費も削られて、思うように飲めなかった。撮影現場はボトル以外、中身をぶどうジュースで代用でした」(テレビ局スタッフ)
風呂にグリコのおまけが!?
スポンサーが降りるきっかけを作ったドラマもある。「LADY~最後の犯罪プロファイル」(11年・TBS系)の平均視聴率は8.7%。
「長年にわたって同枠のスポンサーを担当していた資生堂は、この作品をもって撤退しました。主役の北川景子(25)が、ライバル企業カネボウのイメージキャラクターで、不快感の表明であることは明らかです」(放送担当記者)
放送中に主役と脚本家がそろって消えるという前代未聞の珍事も発生している。テレビドラマ研究家・古崎康成氏が話す。
「93年の『引っ越せますか』(日テレ系)は、家族がマルチ商法に引っ掛かって苦労する話で、時代背景的にもなかなか鋭い切り口でした。ところが、いざ始まると数字が振るわず、大幅な手直しが行われることになったのでしょう。そこで、なんと脚本家が降板し、主役の大地康雄(60)までも行方不明という設定で消えるんですよ。実にスリリングな展開でしたね(苦笑)」
お茶の間からは、「ドラマは終わらせますか」というツッコミが入ったとか・・・。
NHK大河ドラマに対抗した壮大な民放ドラマこそが、バブル時代の「野望の国」(90年・日テレ系)で、近藤真彦(47)主演の幕末青春群像劇だった。
「全20回予定で、土曜の夜8時に放送されました。ところが、いきなり低空飛行が始まるとロケが減り、セットも1カ所で展開するありさま。露骨に制作費が削られているだろうことが想像できました」(古崎氏)
8回で途中終了すると、翌週から第2部「花燃える日々」というタイトルが躍った。古崎氏が続ける。
「小さく『野望の国 第2部』と添えられているんです(笑)。これもNHK大河とは比較にならない低予算セットでの撮影が中心で、5回で終了。第3部は『花燃える青春航路』と題し、前後編の2回だけ。船の中で回想するラストシーンなんて、お風呂にグリコのおまけの船を浮かばせたような映像で終わりました」
何たる悲哀。そうまでして制作しなければならない事情があったのか・・・。
低予算ドラマの現場ではこんな胸のすくようなエピソードも生まれている。
「江角マキコ(45)の出演作が経費削減を食らい、仕出し弁当が揚げ物ばかりの単純なものになった。彼女は『バランスのいいものを用意しなさいよ』と、さりげなくポケットマネーを30万円ほどスタッフに渡していましたね」
アッパレ! 数字は低くとも、気持ちだけは低調にならぬよう――。
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