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夫役の生瀬は、これまで何度も菅野と共演している旧知の仲。だが、菅野がまとう新たな色香は、生瀬に、
「何か『美穂ちゃん』って声を気安くかけられない雰囲気だよ。神々しくて、近寄りがたいくらい」
と、言わせるほどだった。その生瀬は髪の毛がボサボサで、衣装も野暮ったい。
「それに比べて惨めな俺」
と、笑いを取っていたほど。生瀬の自虐ネタに菅野は、
「生瀬さん、とても似合ってますよ」
と笑顔でダメ押し。現場の雰囲気は上々のようだ。
芳根、蓮佛の美人姉妹が登場するのは、菅野の死後。すでに舞台は戦時中となる。激化した戦時下とあって、衣装はその時代のもの。「生もんぺ」など見たこともないスタッフが多い。
当時を知っているのは、生瀬の母親役で、芳根、蓮佛の祖母役となる、39年生まれで現在77歳の中村玉緒のみという状態だ。だが、NHK関係者が「不謹慎にも」と前置きしながら、こっそり明かしてくれた。
「特に芳根さんの姉役の蓮佛さんにイヤらしい視線が集まっています。特に肉感的ではないのですが、色白、もんぺ姿が妙に色っぽく見えるんです。玉緒さんからは共演者に『もんぺの下着はシュミーズをつけズロースをはいていたのよ』と演技指導がありました」
シュミーズとは、肌着のことで「ババシャツ」などと呼ばれる。今日ではその一種であるキャミソールのほうが主流となっている。また、ズロースはパンツのことでいわゆる「デカパン」。パンティやショーツのデザイン性や機能性に押され、今日ではグンゼなどが細々と作るのみである。
「玉緒さんのアドバイスですから、そうするでしょう。おかげで、『あの美人のもんぺの下に‥‥』とよけいに妄想をかきたてられてしまい、若いスタッフは新鮮なエロスを感じています」(前出・NHK関係者)
一方で、年配スタッフたちはそんな姿を見て、
「昭和の匂いがする。昔のブルーフィルムを思い出すね」
とニヤニヤが止まらない状態だという。
Fカップ巨乳で知られる谷村美月(26)や、ももいろクローバーZの百田夏菜子(22)。96年の朝ドラ「ふたりっ子」で双子の子役でデビューした三倉茉奈(30)や、いしのようこ(48)、舞台出身の演技派女優・土村芳(25)など女性ばかりが登場する作品となっている。
「時代背景もあってもんぺだらけ。柄も紫の生地にピンクの花柄をあしらったものもあり、おしゃれに作っています」(前出・NHK関係者)
テレビ画面では緊迫したシーンも、舞台裏はフェロモンであふれ返っているようである。
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