芸能

週刊アサヒ芸能「創刊60年の騒然男女」芸能スキャンダルの真相!(1)中村玉緒が勝新「波瀾の生涯」を語り尽くす

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「総理大臣の代わりはいるが、オレの代わりはいない」

 堂々と言ってのけた稀代の俳優・勝新太郎。週刊アサヒ芸能にも創刊の年から登場し、97年6月21日に亡くなるまで多くの話題を提供した。まもなく没後20年となるが、妻・中村玉緒(77)が初めて“偽らざる胸中”を明かした。

──亡くなって20年という年月は、どのくらいの長さですか?

玉緒 それが今でもふと、亡くなっていることはわかってるのに「あれ、主人はどこ行ってんのかな?」と錯覚してしまうんですよ。不思議なもんですなあ。まあ、生きてる時もあまり家に帰ってきいしまへんでしたし(笑)。

──今も心の中に生きている感じですか。

玉緒 そうですなあ、帰ってきたら遺影に向かって「今日はこうでしたよ」と。出かける時は「ロケで2、3日おりません」と話しかけてます。

──変わらないんですね。

玉緒 腹が立つくらい私は主人のファンなんですよ。勝新として6、男性として4の比率くらいでしょうか。私はもともと二枚目が好きなんです。

──勝新も映画デビュー当時は「白塗りの美男俳優」でした。

玉緒 そうでしたなあ、それが「不知火検校」(60年)で悪を演じて。大映は長谷川一夫さんや市川雷蔵さんなど二枚目がスターでしたが、主人のように“悪”が主役だったのは初めて。

──さらに「悪名」や「座頭市」とヒットシリーズが始まりました。

玉緒 私と婚約して1作目が「悪名」(61年~)で、結婚した直後が「座頭市」(62年~)やったんですわ。主人は相手役の方に恵まれたゆうのもありますね。「悪名」では田宮二郎さん、「座頭市」では天知茂さん、そして「兵隊やくざ」(65年~)には田村高廣さんが最初にいてくれました。

──役者として評価を高める一方、その豪放磊落な性格ゆえ、多難な人生でした。特に「勝プロ」が12億円の負債を抱えて81年に倒産した時は、夫人としての心労は計り知れなかったと察します。

玉緒 結果的には私が社長になり、バラエティ番組で売れたおかげもあって返せたんですけど、あの金額を見たらとてもとても‥‥。まあ、債権者の中には金額を負けてくださった方もいましたし、ずいぶんと助けられました。それでも私は、主人が働いて返すものだと信じておりました。まさか、ガンで亡くなるとは思いもしまへんでした。

──90年にはハワイでコカインとマリファナの所持による現行犯逮捕もあり、離婚が取りざたされていましたが。

玉緒 いっぺんも離婚なんて考えたことおまへん。私は女優でありながら「奥さん」でいたかったもので、私のマネージャーや付き人は、主人が玄関のピンポンを鳴らす前に帰らせていました。

──それはどういう理由から?

玉緒 家の中に「先生」は2人もいらないんですよ。だから主人は私に「疲れただろう」とも言わない。ただ、CM(90年のキリンビール)が不祥事で、たった1日で放送中止になった時は、さすがにどないしようか思いましたけど(笑)。

──昭和の大スターが少なくなっていきますね。

玉緒 4年くらい前に、高倉健さんが急に「会いたい」って言ってこられたんですよ。ホテルの中華レストランでお話をうかがったら、主人と唯一共演した「無宿(やどなし)」(74年)という映画の話になりまして。健さんがあの映画を好きじゃなかったとおっしゃったんです。

──確かに2大スターの共演にしては、興行成績も作品の評価も低かった。

玉緒 それで健さんも避けていたけど、昨日、あらためて観たと。そしたら「やっぱり勝新太郎はすごい」と、目を輝かせるんですね。もっと主人の話をいっぱい聞かせてほしいとおっしゃってました。

──そんな健さんも帰らぬ人になりました。

玉緒 そうですね。私は10月からの朝ドラ「べっぴんさん」に、間もなくリリー・フランキーさんと共演する映画のロケも始まります。私が勝新太郎の妻でよかったと思うように、主人も映画やドラマに出ることは喜んでくれてはると思います。

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