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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「リアライズシリウスは強い」
夏のローカル競馬もいよいよ大詰め。新潟のメイン新潟2歳Sは、頭数はそろわないものの素質馬が少なくなく、見応えあるレースが期待できそうだ。
まずは過去のデータを見てみよう。02年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間、その馬単での万馬券は7回(馬連では5回)。この間、1番人気馬は10勝(2着5回)。2番人気馬はわずか2勝(2着は3回)のみで、1、2番人気馬でのワンツー決着は4回ある。
こうしてみると、堅い時は堅いが、波乱の決着も少なくなく、全体的には中穴傾向。馬券的にも簡単でないことがわかる。デビューしたてのキャリアの浅い若駒同士の一戦だけに、新馬戦同様、前評判どおりの結果に終わることは、そう多くはない。
夏の真っ盛りとあって、暑さに強いとされる牝馬の出走は多いが、過去23年間で見てみると、牡馬が14勝(2着も14回)と牝馬をしのいでいる。今回は牡馬、牝馬はほぼ同数。どちらに軍配が上がるのかは微妙と言えよう。
顔ぶれからして難しく、悩むところだが、当方が最も期待を寄せてみたいのは、有力候補とみられているリアライズシリウスだ。
デビュー戦の前走は、単勝1.9倍の圧倒的人気に応えての勝利。スタート後、楽に先手を奪うと、そのまま逃げ切ったもので、2着馬に7馬身差をつける楽勝劇。まさに強いの一語だった。
馬場が荒れ始めてきた6月中旬の東京競馬場だったことを思えば、走破時計の1分35秒7(やや重)も優秀である。
父ポエティックフレアは英2000ギニーを制した名マイラーで、祖母は仏GⅠマルセルブサック賞の勝ち馬。また、6代母も英1000ギニーを勝っている。こうした牝系のよさからして、地力は相当なものとみてよさそうだ。
前走後、ここ一本に絞ってリフレッシュ放牧されたあとは、しっかりと乗り込まれており、寸分の狂いもなく調整されてきた。
「体重は増えているが、重め感はまったくない。成長して実に雰囲気がいい」
そう手塚久調教師が目を細めるほど。ならば、素質馬ぞろいのこのメンバーに入っても、大いに期待できるというものである。いくら穴党とはいえ、この馬を外した馬券は考えにくい。
一方、札幌のキーンランドCは、今回が20回目と歴史は浅い。過去19回で馬単による万馬券は4回(馬連2回)で、3歳馬から9歳馬まですべて連対を果たしており、年齢による偏りはあまりない。ただ、性別では、牝馬の優勝が12回(2着8回)と、牡馬より牝馬の頑張りが目立っている。
当方としても、その牝馬に注目してみたい。狙いはモリノドリームである。
前々走の函館スプリントSでも期待してみたが、伸びかけて伸びず9着に終わった。それでも勝ち馬との差は3馬身半。鹿戸調教師は「あの時計(1分6秒6のコースレコード)で勝ち馬に走られては。持ち時計のない馬には苦しかった」と肩を落としていたが、3カ月ぶりのレースで、体に少し余裕があったことを思えば、そう悲観するほどの内容ではなかった。
続く青函Sも2番人気に支持されながら5着と期待を裏切った。しかし、これで人気が下がるようなら穴党としては好都合だ。
前走後、ひと息入れて立て直したことで、この中間は体調がとてもよくなっている。札幌は〈2 0 0 1〉で、唯一の着外は昨年の同重賞で3着馬にクビ差の4着に敗れた時のもの。母系は欧州の一流血脈だけに巻き返しは大いに可能だ。
得意な舞台で躍動してもらいたい。
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