仕事帰りにビール好きの同僚と居酒屋の暖簾をくぐり、席に着くなり「とりあえず生」と頼む。そんな習慣の人が、ある店に限っては瓶ビールを注文することがある。生ビールが好きなはずなのに、わざわざ瓶を選ぶのはなぜなのか。瓶ビールは工場で詰められたもの...
記事全文を読む→アサヒ芸能「スクープ大事件史」Vol.17(3)「ヒ素カレー」事件の林真須美容疑者の判決は…
98年7月、和歌山市園部地区の夏祭りでカレーライスを食べた67人が腹痛や吐き気を訴えて救急搬送、4人が死亡した。吐瀉物からは亜ヒ酸が検出され、事件の幕が開いた。
〈「AさんとBさんは現在わかっているだけで、総額1億3000万円の会社名義の保険に入っていたんです。本人も承諾していた保険もあったんですが、ほかに当人の知らない保険が複数あった。で、度重なる入院によって、会社に1000万円以上の入院給付金が支払われていた。ところが、その一部がC氏(林健治)の懐に入っていた」〉(98年9月10日号)
こうして林真須美と健治の「疑惑の夫婦」がマスコミに登場した。健治に白アリ駆除の前歴、ヒ素中毒と思しき症状などが露顕。また真須美は、食い下がる報道陣を軽々といなす言動や、保険金に関する豊富な知識、浪費癖などがテレビ報道とともに注目を浴びた。
「林真須美『妊娠3カ月流産』に[7人の男]不倫ドロドロ愛欲!」(10月22日号)で、逮捕時に妊娠していたとスクープ!複数人との乱倫、そして取り調べでは完全黙秘を貫き食事は平らげる、といった情報が堰を切ったように出始めた。
09年に最高裁が上告を棄却し、死刑判決は確定した。
しかし、この死刑判決には直接証拠がまったくない、という弱点があった。疑問を呈する専門家もいる。
「状況証拠の積み重ねと推論にすぎない」「保険金詐欺のような知能犯が、突然無意味かつ危険な無差別殺人に出た、動機がわからない」「唯一の物証であるヒ素の鑑定が不十分」などの疑問点があるという。
真須美は現在戦後11人目の女性死刑囚として拘置中だが、再審請求を出して冤罪を訴えている。
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