「記者がバスに乱入」「ゴルフボール地雷」
なでしこを襲う中国の非道アウェー洗礼
「中国では何度も試合をしていますが、今回ばかりは非道なアウェーの洗礼が目に余ります」
そう語るのは、なでしこを取材しているスポーツライターだ。
現在、ロンドン五輪予選を戦っている〝なでしこジャパン〟ことサッカー女子日本代表。初戦のタイ戦を辛勝で制したが、彼女たちが戦っているのは目先の対戦国だけではない。最終戦の対戦相手である開催国・中国の露骨な嫌がらせが目につくというのだ。前出・スポーツライターが話す。
「まずは、8月28日の現地到着早々に、撮影禁止ゾーンに地元中国紙記者が乱入し、専用バスでくつろぐ日本選手たちを激写して問題になりました。日本メディアも取材規制がかかっていますが、それに対しても『写真を拒絶し、全ての取材を取り消すと脅した世界チャンピオン』と地元紙は大見出しを掲載し、『傲慢だ』と大バッシングする逆ギレぶりです」 これだけではない。国際基準では考えられない行為も受けているという。サッカーライターが続ける。
「練習場は外からまる見えになってしまう場所ばかりで非公開にしても意味がない。そのうえ、8月29日の練習場はゴルフ場と兼用。ピッチ上にはボールが地雷のように落ちていて、佐々木監督も苦笑しながら『ファ.』とゴルフボールをコート外に投げていました。さらに驚かされたのは、タイ戦の前日練習(試合会場)で、『芝が傷むからスパイク禁止』という前代未聞の通達を中国サッカー協会が出したのです。私の取材経験の中でも公式練習で初めてですよ。でも、選手からは『ズルいけど、試合に勝って見返したい』という声が出ていました」
実はこのような行為は過去にもあったと話すのは、スポーツ紙サッカー担当記者だ。
「試合会場となった山東省の済南市は水の都と言われる風光明媚な土地です。しかし過去、男子サッカー日本代表が04年のアジア杯で準決勝を戦った際には、試合前の君が代斉唱の時に、地元サポーターがブーイングを飛ばしてかき消すという蛮行が起き、国際的にも問題視されました。さらに、男子代表は日本人コックも帯同していましたが、おなかを壊す選手が続出し『毒を盛られたのでは』という噂がまことしやかに流れました。だからではないでしょうが、今回は女子代表として初めて栄養士が2人付き添いました」
その根底には、歴史的な背景もあると、スポーツ紙記者が解説する。
「開催地の済南では1920年代に、日本軍が蒋介石率いる軍と2度戦っています。さらに、1937年から始まった日中戦争でも日本軍との交戦があり、地元の年配者を中心に根強い反日感情があります。なので選手はオフの時間でも外出を控えています」
しかし、なでしこたちはいたってクールのようだ。
「ある選手は、『歴史は歴史、サッカーはサッカー。アウェーの嫌がらせには慣れていますよ。試合で勝って、ぎゃふんと言わせますよ』と冷静に語っていました」(前出・スポーツライター)
ここは正々堂々、スポーツの場で、女王の品格を証明するしかなさそうだ。
-
-
人気記事
- 1
- あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
- 2
- 3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
- 3
- 「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
- 4
- フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
- 5
- 【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」
- 6
- 完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
- 7
- 年俸4億円を捨てた渡邊雄太「NBA撤退⇒日本Bリーグ」でグッズ収入「争奪戦」
- 8
- 高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
- 9
- 「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
- 10
- 打てないドロ沼!西武ライオンズ「外国人が役立たず」「低打率の源田壮亮が中心」「若手伸びず」の三重苦
-
急上昇!話題の記事(アサジョ)
-
働く男のトレンド情報(アサ芸Biz)
-
-
最新号 / アサヒ芸能関連リンク
-
-
厳選!おもしろネタ(アサジョ)
-
最新記事
-
アーカイブ
-
美食と酒の悦楽探究(食楽web)