社会
Posted on 2017年01月21日 09:58

「万年風邪症候群」は漢方・運動・温冷交代浴で克服せよ!

2017年01月21日 09:58

20170121kaze

 体がだるい。喉の痛みや頭痛がする。具合が悪い。通常、これらの症状を風邪(風邪症候群)という。しかし、年中こんな症状を訴える「万年風邪症候群」が増えている。そしてここに重篤な病が潜んでいる可能性が高いというからやっかいだ。万年風邪を治す方法、予防法はないものか。

 この冬も風邪が流行っている。特徴は「咳が長引き、治りが遅い」(中野正・中野クリニック院長)のだという。風邪は薬を飲んでもあまり効かず、胃を痛めてしまうケースも多い。万年風邪は、このような状態が年中続くのだから、ツライ。万年風邪に悩む20代のOLが嘆息する。

「甲状腺機能の異常(低下症)だと診断されて薬を飲んだのですが、むくみなどの薬疹が出ました」

 彼女は今もなるべく弱い薬を常用しているが、こうした症状に漢方を勧めるのは、薬剤師の渡邉正司氏である。

「3世紀に中国・後漢の医師である張仲景が『傷寒論』を著しました。傷寒とは、狭義には『風寒の邪を感じて生体が傷つく』ことを言い、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)を処方します。成分は柴胡、桂皮、牡蛎、甘草など。体の熱や炎症が引き、神経の疲れを癒して、心と体の状態をよくする。万年風邪に対する効果は高いです」

 一方、薬なしで万年風邪を克服したというのが、40代のOLである。

「寒くなった、季節の変わり目だ、体が疲れている、などといってはすぐに風邪をひき、1年中、絶え間がありませんでした」

 それが改善した理由は、運動。近所にジムができて通い始めた結果だというのだ。

「仕事で疲れているのに体を動かすなんて考えもしませんでした。それが汗をかき、筋肉をつけることで、体力がつき、代謝がよくなった。風邪をひかなくなったのは、そのためだと思います。簡単な体操やウォーキングでもいいので、運動を始めることをお勧めします」

 また、万年風邪防止にユニークな方法を実践していという80代の男性の話も出色。名づけて「温冷交代浴」というのだが、

「これは約40度のお湯と20度ほどの水を入れたバケツをそれぞれ用意し、ふくらはぎから下を交互につけるというものです。温浴2分、冷浴30秒を3回繰り返し、最後は冷浴で止める。毎日続けていたら、風邪をひかない強い体質になりました」

 前出の渡邉氏も、この効果を認める。おばあちゃんの知恵袋といったところだろうか。

(谷川渓)

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