芸能

小倉智昭が阿波踊り騒動を巡ってわずか6分で主張を180度変えていた!

 これを日和見主義と呼ぶのだろうか。情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)にてメインMCの小倉智昭が、みずからの主張を放送中に180度変えてみせた。3月5日の放送では「どうなる『阿波踊り』が存続危機?」と題し、阿波踊りを主催する徳島市観光協会に対して、徳島市役所が破産申し立てをした件を取り上げた。

 この一件では市役所と観光協会の主張が対立しており、番組での両者の言い分を放送。観光協会には約4億3000万円の累積赤字があったという。ここでの小倉の発言について週刊誌の記者が首をひねる。

「小倉はまず、累積赤字が昭和46年から積み重なってきていることに触れ、『1年に平均すれば1000万円もいかないわけじゃないですか? 毎年きちっと補填しておけば、こんなことにはならなかったのにねえ』と、市役所側の対応を批判。さらに阿波踊りの経済効果が年間100億円あると聞き、『それだったらこんなことで(阿波踊りを)やめちゃいかんでしょ!』と憤っていました」

 ここで小倉がコメンテーターの夏野剛氏に話を振ると、夏野氏は「補助金を出している市の側から見ると、民間企業で言えば経営体制を一新しないと続けられないという判断があるんでしょうね」と、もっともな指摘だ。

「すると小倉は一転して『去年(観光協会は)黒字だった。その気になれば黒字になるんじゃない。今まで何やってんのって言われかねないね』と、今度は矛先を観光協会に向けたのです。その姿はまるで、他人の発言に応じてコロコロと意見を変える風見鶏のようでしたね」(前出・週刊誌記者)

 小倉が市役所批判から観光協会批判に転じるまで、わずか6分。あまりに鮮やかな変わり身ぶりには驚くよりも、感心した視聴者もいたことだろう。状況に応じて立ち位置を変えていく小倉のテクニックは、テレビ番組のMCにとっては大切なのかもしれない。

(金田麻有)

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