戦後の暴力史に名を刻んだ元安藤組・安藤昇組長は、組を解散後に俳優の道を選ぶ。重厚な斬れ味と端正な顔立ちは映画界にとっても貴重な存在であり、やがて「不良性感度」を重視する東映へ迎えられる。東映に移籍した年、時代は「任侠映画」「高倉健」を中心に...
記事全文を読む→東映
菅原文太が初めて東映で主演した作品は、昭和44年2月封切りの降旗康男監督の「現代や○ざ与太者の掟」。共演は待田京介、藤純子、若山富三郎だった。竹垣氏がこう言う。「私があとから聞いた話では、本当は待田京介主演の予定で、『恐喝の街』というタイト...
記事全文を読む→松竹のときに比べ、ギャラもはねあがったが、これは文太の作戦が図に当たった結果だったという。「松竹では20万だったけど、東映の担当が、『菅原さんは松竹でギャラはいくらでしたか』と言うから、これは正直に言うとダメだと思ったので、松竹の橋本さんと...
記事全文を読む→「仁義なき戦い」で大ブレイクする以前の役者修業時代から、菅原文太は反骨精神を発揮。松竹から東映に移籍する際には一計を案じてギャラの倍増にも成功した。一方、東映でかわいがられた若山富三郎との間には、映画さながらのドラマも繰り広げられていて──...
記事全文を読む→「パリの病院で目撃談がありますが?」「同性愛についてはどう考えますか?」およそ映画の製作発表と思えない辛らつな質問が飛び交った。その1カ月ほど前、突如として高倉に「パリでエイズ死」の噂が飛び交っていたのだ。岡田によれば、根も葉もない噂を打ち...
記事全文を読む→出世作となった「昭和残侠伝」は、実は思いがけぬ内紛も勃発させた。高倉主演のシリーズ作としては、その前年に東映京都が製作した「日本侠客伝」(64年)がある。東映京都のメイン脚本家・笠原和夫は、自分が書いたものの盗作ではないかと東京撮影所の吉田...
記事全文を読む→高倉健の俳優人生は、大きく3つの時期に分けられる。ヒット作に恵まれなかった若手時代、大スターに躍り出て撮影に明け暮れた時代、そしてフリーとなって作品を吟味するようになった時代──。いずれにおいても映画への取り組みに手を抜いたことはないが、火...
記事全文を読む→万城目学の青春ファンタジーコメディー「偉大なる、しゅららぼん」を映画化した同名映画が大コケしている。3月8日に全国202スクリーンで公開され、8・9日の土日2日間の成績は動員4万3863人、興収5807万9000円だった。「ものすごい大コケ...
記事全文を読む→3月8日公開の映画「偉大なる、しゅららぼん」(東映)でヒロインの清子役で出演している深田恭子(31)に新恋人と熱愛中という報道が流れた。「お相手は3歳年上のイタリアンレストランオーナーの実業家のX氏。バラエティ番組にも出演したことのあるちょ...
記事全文を読む→若くして2度の結婚歴など“恋多き女優”でありながら、不思議とスクリーンでは色っぽい場面が皆無。そんな広末涼子(33)の最新作は「今度こそ!」の期待感に満ちている。今秋公開の映画「彼女との上手な別れ方」(東映)で、広末が扮したのは「バツイチの...
記事全文を読む→