河合氏が、最新刊『戦国武将臨終図巻』で、特に注目してほしい「推し武将」のベスト4を挙げる。推し武将のセレクトにあたり、これまで定説とされてきた悪人イメージが、近年の学説や研究によって大きく変わったり、牢人から大名に復活したり、現代を生きる私...
記事全文を読む→河合敦
遺された家族や家臣たちのため、制度を定め、遺言を遺し、見事に「終活」した武将は誰か?「やはり徳川家康です」と河合氏は断言する。「家康は徳川幕府を開いて、間もなく将軍職を秀忠に譲っています。とはいえ権力を手放さずに、駿府から大御所政治を行って...
記事全文を読む→人生100年時代といわれ、超高齢化社会に突入しつつある令和ニッポン。「臨終」をどう迎えるかは、現代人に共通する切実かつ身近なテーマである。遺言や葬儀のアレコレ、財産分与、「自分史」を子や孫にどう伝えればいいのか等々、「終活」に関心が集まって...
記事全文を読む→江戸時代は、客観的な証拠や証言ではなく、容疑者本人の自白が唯一の証拠だった。罪を認めさせるために厳しい拷問がしばしば行われたと河合氏は言う。「本人の自白がすべてなので、なんとしても自白させなければなりません。ただ自白させるための拷問を行うに...
記事全文を読む→日本史において虐殺は繰り返されてきた。そこに立ち現れる残虐性とは、不可避の“人間の業”なのか、歴史上の“特異点”なのか。権力者たちが、虐殺を行った最大の理由は何だろうか。歴史家の河合敦氏が解説する。「自分の家臣や領民を殺す最大の理由は、〝見...
記事全文を読む→大化の改新(六四五年)のあと、中央集権的な国家を目指して制定された「大宝律令」(七〇一年)の「律」は現代でいえば刑法にあたる。処刑や拷問についても公式に認めた最も古い法律である。刑罰法の歴史を見てみよう。以下、河合氏の解説によれば、大宝律令...
記事全文を読む→松村大河ドラマを見てて、日本の歴史ってやっぱり女性が動かしているんだなって思いました。河合まったくそのとおり。信長の妹のお市の方の長女・淀殿は、のちに秀吉の側室となり、大坂城で息子の秀頼と一緒に死にますが、三女のお江は豊臣一族に嫁いだあと、...
記事全文を読む→河合私のベストワンは竹中直人さんが秀吉を演じた『秀吉』です。民から一気に天下人まで駆け上っていく、日本史上最大の出世物語。松村竹中さんの「心・配・御・無・用!」が流行りましたね。僕はそのあと東京マラソンで「心・肺・停・止」になっちゃいました...
記事全文を読む→第1位草燃える(79年)/第2位真田丸(16年)/第3位花神(77年)松村僕のベストワンはやはり『草燃える』です。平家の時代に「乱」を起こそうとした源頼朝と北条政子の人生がすごくよかった。大河ドラマを見てきて「乱」っていうのは、鎮圧されるか...
記事全文を読む→コロナ禍の影響で撮影中止・放映中断に追い込まれていたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が、この8月30日に満を持して放送再開された。歴史通で大河ドラマファンを自任するタレント・松村邦洋氏と歴史家の河合敦氏に、歴代大河ドラマ全59作の魅力から、今...
記事全文を読む→美甘子四国八十八カ所のお遍路さんというのは、空海が巡った場所なんですか?河合全部回ったかどうかはよくわかりませんが、空海と縁があるということです。空海が入定(にゅうじょう)して、弟子たちが空海の修行の跡を訪ねて回ったのが始まりで、江戸時代に...
記事全文を読む→河合空海は密教の神髄を学んで、留学僧は20年いなければいけないところを勝手に2年余で帰ってくるんです。これは大変な違法行為だったので、それから3年間くらい都に戻らない。様子見をしていたのでしょう。一方、最澄は朝廷から派遣された特待生だったの...
記事全文を読む→河合20代の空海は、山の中での修行をしていたのですが、31歳になって突然、遣唐使のメンバーに入り、中国・唐に渡ることになります。空海は一介の私度僧だったのですが、東大寺で得度(とくど)を受けて留学僧の資格を得たのです。ところで、遣唐使の船は...
記事全文を読む→夢枕獏氏の原作「沙門(しゃもん)空海唐の国にて鬼と宴す」(徳間文庫・角川文庫)が、日中合作の超大作映画として完成。2月24日(土)からの公開を記念して、歴史研究家・河合敦氏と歴ドル・美甘子による「空海」を巡るスペシャル対談をお届けする。河合...
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