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記事全文を読む→みのもんた「集団的自衛権を行使したらアッという間に戦争だよ!」
すっかり蒸し暑くなってきたね。夏が近づくと、日本人なら70年前の戦争のことを思い浮かべるよね。この議論はまた盛り上がるだろうから、今のうちから考えておかないとね。
【憲法解釈変更で集団的自衛権行使へ】
安倍総理が私的諮問機関の報告書を受け、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について、会見を開き、みずからの口で国民に説明を行った。与党協議も始まり、想定される事態によって集団的自衛権行使を認めるのか、認めないのかを決定する方向で議論が進んでいる。
安倍さんが言ってることでおかしいなと思うのが、「これまで使ってきた憲法を変えずに、解釈を変えよう」っていうこと。これって、どういう意味なのか。
例えば、目の前で泣いてるお嬢さんがいるとするじゃない。その涙が悲しいことがあったことによる「苦痛の涙」として、今まで語られてきたとする。それをある日、突然「いや、これはうれしくってワンワン泣いてる『歓喜の涙』ですよ」って説明されて、「ハイそうですか」って言える?
つまりはそういうことじゃないの。「解釈を変える」って、オッカシイよなあ!
安倍さんは今の憲法を変えたくてしょうがないんだけど、「過半数の国民の賛成」を取り付けなければいけない憲法改正は現実的には難しい。だから、解釈を変えて何とか通したいみたいだけど、何でそこまで集団的自衛権に熱心なんだろうね? そんなに戦争に巻き込まれたいの?
先日の会見でも、安倍さんがパネルを使って例えを出した。そうした想定される事態によって、集団的自衛権を行使するか否かを決めておくということなんでしょう。
そうした事例で、よく「目の前で同盟国の船が砲撃されたら、『我々は関係ない』って言えますか?」というのを聞く。それで安倍さんは武器を使用して助けろって言っている。そんなことしたら、早々に巻き込まれますよ。アッという間に戦争だ。
何も助ける必要がないと言うつもりはないよ。そんな時、我が国はやはり武器を持たずに助けに行くしかない。それでいいんじゃないか。それでも、攻撃してくるようなら、国連や国際社会が騒ぎだす。「素手で助けに来た国を、あの国は撃ちやがった」ってね。その国は総スカンですよ。
何も「親分のアメリカが襲われたから、子分の日本が仕返しに行きます」みたいな、暴力団的なことをする必要はないんだ!
日本国憲法は「アメリカに作られた憲法だ、日本人の手で作り直さなければならない」なんて言う人もいるけどさ、こんなわかりやすくていい憲法をなぜ変える必要があるの? 「武力の行使は国際紛争を解決する手段としては、永久に放棄する」って、すばらしいことじゃない。それを誇りに思えないのかな?
それに自国の問題ならまだしも、他国の問題を武器持ってどうにかするってさあ、今の自衛隊員が行くのかな? 全員とは言わないけど、「戦争しない」って言うから、入隊した人は意外と多いと思うんだよね。
だからこそ、日本だって自分の身を守る時や、自国民を守る時はしっかり動く。「アメリカに頼るばっかじゃいかん」という議論をするのは納得するよ。
本当に戦争が軽々しく扱われているというか‥‥。国会議員も、もう戦争経験のない人ばかりになっちゃった。戦中に生まれて、MPのジープに追いかけ回された世代すら少なくなった。そんな「戦争の悲惨さもわからん若僧が何言ってんだ!」と言いたいね。
この問題に関してはマスコミも腰抜けてるのが情けない! 特に、テレビが何も言わない。私の番組があったら‥‥。私がテレビに出ていないのも、安倍政権の陰謀かもしれないな! なーんてね(笑)。
◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。
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