スポーツ
Posted on 2023年05月09日 12:00

藤浪晋太郎に迫り来る「タイムリミット」…残された道は「解雇までの思い出作り」だけ

2023年05月09日 12:00

 アスレチックスで悪戦苦闘する藤浪晋太郎に、タイムリミットが迫っている。近日中にもDFAになる可能性が高まってきたからだ。

 DFAとはメジャーリーグ特有の制度で、球団が選手を一時的にロースター(選手登録)から外し、どこにも登録していない状態にすることである。最長10日間の一時的な処置で、メジャーのロースターだけでなく、マイナーのロースターにも登録されない、宙ぶらりんとなる。球団がメジャー40人枠から選手を外したい時によく使う手法で、戦力外通告とは違う点がミソだ。

 長年、メジャーリーグの取材に携わるスポーツジャーナリストが、藤浪が置かれている状況を説明する。

「5月7日のロイヤルズ戦では2番手で登板しましたが、2回ももたず4安打3失点。マーク・コッツェ監督は『今日は四球を出さずにいい兆候だ』とコメントしたが、リップサービス以外のなにものでもない。我慢の限界なのは明らか。DFAにするタイミングを待っているだけでしょう」

 DFAとなった選手には、7日以内に他チームへトレード、ウェーバー公示(選手の支配権放棄公示)、マイナー行き通告、解雇という4つの選択肢が待っている。他チームから獲得の打診があり合意すれば、トレード移籍となる。トレードが不成立でウェーバー公示を受け、期間中に他チームから獲得の申し入れがあれば、自動的にそのチームへの移籍が決まる。だが、先発でも中継ぎでも敗戦処理でも結果を残していない藤浪に、興味を示すチームはないだろう。

 チーム側にウェーバーをクリアした選手を残留させたい意向があれば、マイナー行きを宣告する。25人のロースター枠から外れるとはいえ、そのまま同じチームに在籍すれば、再びメジャー昇格の可能性が残っていることが救いだ。解雇されるのは、選手側から要求する場合がほとんど。だがメジャーにしがみつきたい藤浪が、自ら解雇を申し出る可能性はないだろう。

「DFAなら、まだわずかにアメリカでプレーできる可能性はある。しかしDFAではなく、本当にお払い箱となって直接解雇されることもありえます。現時点ではその可能性の方が高いでしょうね」(前出・スポーツジャーナリスト)

 もはや藤浪のメジャー挑戦は進退窮まった。救いは「元メジャーリーガー」という肩書だけ。いよいよメジャーでの「思い出作り」へと突入するしかない状況なのである。

(阿部勝彦)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク