社会

住民が「怖くて道を歩けない」と嘆く埼玉県川口市「外国人ドライバー暴走事故」続発の異常実態

 埼玉県川口市で9月下旬にトルコ国籍の無免許18歳男性、中国籍の酒気帯び18歳男性が相次いで死亡事故を起こす異常事態が起きている。

 最初の事故は9月23日、川口市前川の交差点で乗用車と2人乗りの原付バイクが衝突、乗用車がそのまま逃走する死亡ひき逃げ事故だった。原付バイクに乗っていた少年2人のうち1人が死亡、もう1人は意識不明の重体だ。埼玉県警は9月27日、最寄りの警察署に出頭してきたトルコ国籍のアルバイト、無免許の18歳の男をひき逃げと無免許過失運転致死傷の疑いで逮捕した。

 さらに9月29日早朝、今度は川口市仲町の交差点で、一方通行を逆走してきた乗用車が、交差点に差しかかった乗用車に衝突。衝突された車を運転していた51歳の会社役員の男性が死亡した。

 逆走車を運転していたのは中国籍の18歳無職男性で、事故後に呼気を検査したところ、基準値を上回るアルコールが検出され、過失運転傷害と酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。事故車に同乗していた複数の人物は逃走した。

 驚くことに、この中国籍の容疑者は埼玉県警の取り調べに対し、

「一方通行を逆走して事故を起こした。酒を飲んでいた。逆走しているのが分かり、早く通り抜けようとした」

 と供述。飲酒運転も一方通行の逆走も認識した上で、幅2.5メートルほどの車道を時速100キロ以上で走行していたというのだ。

 事故現場はJR川口駅の西口から約1キロ離れた住宅街で、近くには小学校やスポーツセンター、スーパー、公民館がある。

 川口市内にはトルコ国籍や中国国籍の外国人が多く集まり、在日外国人の割合は市人口の7.3%を占める。

「いずれ、こういう事故が起きると思っていた」

 と川口市在住の40代主婦は憤りながら、恐怖体験を語った。

「飲酒暴走事故の前日には川口市と東京都北区の県境、荒川河川敷で花火大会が開かれていました。花火が打ち上がっている間、外国人ドライバーが運転しながら花火を見ようと国道や県道をよそ見運転、蛇行運転、急停止とやりたい放題。同乗する外国人の家族連れやパートナーは笑っているだけで注意もしないのが、窓越しに見えるんです。よそ見運転の果てに単独の物損事故を起こす車もありました。外国人ドライバーが歩道に突っ込んで来るのではないかとゾッとしましたよ。もう怖くて川口市内をおちおち歩けません」

 異常事態はこれだけではない。川口市では毎月1000人ずつ人口が減り続けている。川口は県南部、東京都境に位置し、JR東京駅、新宿駅までそれぞれ25分、地下鉄は都心に直通運転するなど通勤通学に便利な立地。それでも不動産会社のアンケートでは「埼玉県で住みたくない街ワースト1位」で、年間事件発生数は3800件超と、県内ワースト1位である。治安悪化により、川口市から逃げ出す世帯が相次いでいるというのだ。これ以上、不名誉な事件や事故が起きれば、不動産価格が暴落するという経済的損失を免れない。

 ちなみに、住みたくない街ワースト2位は、ベトナム人が大量移住してベトナム寺院も建立された越谷市、ワースト3位は川口に隣接し、在日外国人の割合が約9.0%の蕨市だった。3市に共通するのは外国人労働者を募集する法人、企業が多く、外国人が増える一方、日本人の人口が減っていること。真面目に働いている外国人が圧倒的多数だろうが、一部の暴走外国人によって、交通ルールを守っている日本人が「命を奪われる」現状を、埼玉県の議員センセイ達は指をくわえて見ているつもりなのだろうか。

(那須優子)

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