社会
Posted on 2018年07月05日 12:55

「間違い歯磨き」が突然死を引き起こす(3)出血した場所から菌が侵入

2018年07月05日 12:55

 歯磨き粉もダメ、デンタルリンスもダメ。となると歯磨きの際、我々は何をどうすればいいのか。

「何も使うことはありません。唾液だけで十分。唾液の量は健康な人ならだいたい、1日に1.5リットルくらいですが、私たちは手を切ったりヤケドしたりした時、反射的にその部分を舐めるでしょ。唾液には消化を助ける作用だけでなく、抗菌物質が入っているので、体に不要なものを洗い流す作用があるんです」

 ところで、かつて記者は歯科医から「歯磨き中に出血したら、悪い血は出したほうがいい」とアドバイスされたことがあるが、

「僕らも昭和50年代、担当教官から『それは悪い血だから出血させてブラシをしなさい』と教わったことがありますが、『じゃあ、どこからどこまでが悪い血なんですか』と聞いたことがありました。そんなもの、見てわかるわけじゃない。ただ、血を出せば当然、血管の中にバイ菌が入るわけですから、出血を伴う歯磨きは危険だと考えるべきです」

 歯周病を予防できるという歯磨き粉に意味がなく、「悪い血は出したほうがいい」という指導も過去の遺物。実はそれらが歯周病を悪化させ、さらにはさまざまな病気を引き起こすリスクファクターになっていたとは驚愕するばかりだが、そうならないためには、本当に正しい磨き方をマスターするしかない。

 というわけで、籾山医師が推奨するのが「フォーンズ法」と言われる歯磨き法である。

「歯肉の血管は歯に近づくほど細くなり、歯から遠いところでは太くなる。だからまずは、太い血管周辺を柔らかいブラシでなでるようにブラッシングする。それを裏表、上下左右、まんべんなく行うことで、血液循環がよくなります。上は上顎のあたり、下はベロの奥に太い血管が走っています。これが末梢へ行くほど細くなる。だから、太いところを最初に磨いてマッサージする。強さはくすぐったいくらいがちょうどいい。下はベロの下まで入れ、外側は口を閉じて軽く磨いてやると効果的です」

 血液循環がよくなれば必然的に歯肉の色や形が変わり、腫れが引いてくるのが実感できるという。

 フォーンズ法でしっかりマッサージしたあとは、歯の付け根や歯と歯の間にいる歯周病菌退治のブラッシングをする。その際にぜひ取り入れてもらいたいのが「突っ込み震わせ磨き」という方法だ。これは読んで字のごとく、ブラシの毛先を歯の付け根や歯と歯の間に突っ込んで、小さく振動させるというものだ。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/1/27発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク