芸能

天才テリー伊藤対談「小林亜星」(4)亜星さん、死ぬのは怖くないですか

テリー CMソングで有名になった頃、亜星さんは結婚されていたんですか?

小林 していましたよ。最初の結婚は会社を辞めて音楽の仕事を始めた頃だったから、25歳ぐらいの時かな。いちばん苦労をかけた時期で、申し訳ないことをしたよね。

テリー それは新しい女性ができたから?

小林 まあ、いろいろあるよ。あんまりデカい声で言えないけどね。

テリー 何ですか、気になりますよ(笑)。その頃はどういう女性と仲よくされていたんですか?

小林 まァ、飲み屋の女性ですね。自分で言うのも何だけど、当時すごく純情だったから、その女性とつきあい始めた時、向こうにも亭主がいたから、涙ながらに「4人で会って話をしよう」って、かみさんに言ったの。

テリー えっ!? そんなことしたって、どう考えても答えなんて出るはずがないじゃないですか(笑)。

小林 そうだよね、あの時は本当にバカだったなァ。実際、何の結論も出なかったから、「もう二度と会いません」って謝って終わったの。

テリー 当たり前ですよ、おもしろすぎます(笑)。

小林 だけど、実際にはズルズルと関係が続いちゃってね、かみさんも「こんな亭主じゃしょうがない」と思ったんじゃないかな。それで41歳の時、離婚しました。

テリー その頃はお忙しい時期でしたから、慰謝料もたくさん取られたんじゃないですか?

小林 うん、相当な額を。だって、知らないうちに長野県に別荘ができてたりしたからね(苦笑)。タクシーに乗ったら、その運転手さんが長野の人で「うちの近所にすごい別荘を建ててもらって、ありがとうございます」って言われたんだけど、僕はそんなものを造った覚えがないわけですよ。つまり、かみさんが自分のために建てたっていうね(笑)。

テリー アハハハハ! でも、今は二番目の奥さんとお幸せに暮らしているからいいじゃないですか。ちなみに今、何か楽しみにされていることはありますか?

小林 うーん、今は「あの世に行くのは、どんな感じなのかな」っていうのが気になっているね。

テリー あ、それ、いいですね。

小林 そう? 高校の時にサルトルとかキルケゴールの「実存主義がうんぬん」みたいな本がはやったんだよね。で、「人間は神を信じて、よいことをしていれば、あの世でも幸せになれる」みたいなヤツと、「あの世なんかないんだから、好きなことをして生きたほうがいい」というヤツが、よく議論していたの。

テリー それ、どんな結論になったんですか。

小林 「じゃあ俺が死んでみる」って言ったヤツが、夏休みに僕宛に手紙を置いて行方不明になっちゃったんだ。手紙には「俺が死んでみて、あの世があったらお前に教える。連絡がなければ、あの世はないと思ってくれ」と書いてあってね。だから、本当にあの世がないのか、あっても伝える手段がないのか、僕に受け取る能力がないのか──まあわかりませんけど、そんな経緯もあって楽しみになっているんですよ。

テリー 死は怖くないですか?

小林 うん、怖くないですよ。だって、こんなに年取っちゃって女も寄ってこないし、飲み屋でオダを上げるぐらいしか、やることないんだから(笑)。

テリー いや、ここで「女も寄ってこないし」と言うのがさすがです。まだまだ亜星さんはお元気だから、あの世の確認はだいぶ先ですよ、きっと(笑)

◆テリーからひと言

 本当に見た目も変わってなくて、貫太郎パワー健在だったな。まだモテようとしているところもすばらしい! あのブン投げを、銀座のお姉ちゃん相手にもやってほしいね。

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