芸能

「嘘八百」も大ヒット?「翔んで埼玉」で火が付いた“地元ウケ映画”の“皮算用”

 1月31日公開の映画「嘘八百 京町ロワイヤル」(武正晴監督)の大ヒット祈願イベントが、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子が出席して京都・平安神宮で行われたのは25日。同作は中井と佐々木のダブル主演のコメディで、古美術商を中井が、佐々木が陶芸家を演じ、幻の茶器をめぐりだまし合いを繰り広げる。

 映画は1年前に京都で撮影されたといい、中井は「とにかく地元密着型。京都で当たらなかったら、どこでも当たりません」、広末は「京都の魅力が満載。地元から応援していただけたら嬉しいです」と観賞を勧めた。

「一昨年に公開された前作『嘘八百』は、大阪・堺市が全面支援した全編オール堺市ロケで、エキストラも市が協力して募集。その結果、劇場興行収入ランキングは1、2位が大阪市内の劇場、3~5位が堺市内の劇場で、ベスト10のうち9館が大阪の劇場となりました。それだけに京都のファンに来場を呼びかける気持ちはよくわかります」(芸能記者)

 そんな「地元ウケ」狙いの映画といえば、昨年2月に公開され異例のヒットを記録した「翔んで埼玉」が思い出される。3月に授賞式が行われる第43回日本アカデミー賞では優秀作品賞、優秀監督賞、優秀主演男優賞(GACKT)、優秀主演女優賞(二階堂ふみ)など最多12部門で優秀賞に輝いた。

「興行収入37億5000万円超で、そのうち埼玉県だけで10億6000万円を超えた。しかも『MOVIXさいたま』1館だけで1億4000万円を記録していますから、地元ウケ映画のセンで大成功したということです」(映画ライター)

「嘘八百 京町ロワイヤル」が京都で受けるかどうか興味津々だが、実はすでに第3弾の撮影の誘致に名乗りを上げる地域もあるとか。まるでNHK大河ドラマのようだが、地域と制作者側の思惑も手伝って、今後の邦画界では地元密着型が一つのトレンドになるのかもしれない。

(鈴木十朗)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身